来季18年目の広島・白浜 現役19年の石原慶が期待「お前が更新」 現状維持でサイン

[ 2020年11月25日 18:01 ]

9月10日のヤクルト戦で、最後を締めたフランスアは白浜(左)と握手 (撮影・奥 調)
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 来季で18年目を迎える広島の白浜裕太捕手(35)が25日、広島市内で契約更改交渉を行い、現状維持の650万円でサインした(金額は全て推定)。

 今季は3年ぶりに1軍出場を果たしたが、2試合で無安打に終わった。「自分なりにもう少しできることがあったのではないか」と振り返ったが、話題は打撃ではなく、捕手として。「特にピッチャーのこと。自分なりに思っていることを伝えていければと思う。特にチームで年齢が上から2番目になる。すべてうまくいくスポーツではないが、僕の思っていることを伝えていきたい」と語った。石原慶の引退により、捕手陣では最年長。チームでも長野に次ぐ2番目の年長者になり、様々な面での貢献が求められ、内に秘めた思いを口にした。

 特に石原慶の引退については、思うところがある。「1年でも長く選手をやった方がいい」と助言されたこともあり、「僕は引退するとか言う立場ではないが、必要とされているときに貢献しないといけない」と、しみじみ語った。

 広島の捕手として最長の在籍は、倉義和バッテリーコーチと、石原慶の19年。記録保持者の先輩からは「お前が更新するんじゃないか」と言われたそうだが、白浜は「それは無理ですと言った」とやんわり否定。ただ、石原慶の思いは確実に伝わっているようで、来季広島のV奪還に思いをはせていた。

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2020年11月25日のニュース