中畑清氏 巨人は闘志に火を!89年の3連敗から4連勝再現可能 逆に開き直るにはちょうどいい!

[ 2020年11月25日 06:02 ]

SMBC日本シリーズ2020第3戦   巨人0―4ソフトバンク ( 2020年11月24日    ペイペイD )

89年の日本シリーズ第7戦、代打で本塁打を放ちガッツポーズの中畑
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 【中畑清 シリーズ大分析3】3連敗。思い出すのは89年の日本シリーズだ。私が引退した年。近鉄に3連敗を喫して、そこから4連勝して逆転日本一になった。当時は「ロッテより弱い」との趣旨の発言が相手にあって、我々の眠っていた闘志に火がついた。球場から宿舎に向かう帰りのバスの中で聞いたんだ。「このやろう!」という気持ちになったし、チームが開き直ったよ。

 あの時も3戦目は零敗。当時もダメージが大きく、選手は声も出なかった。それでも、何がきっかけで流れが変わるか分からない。この日の完膚なき黒星は、逆に開き直るにはちょうどいい。私は野球は「心の格闘技」だと思っている。NHKの朝の連続テレビ小説「エール」のモデルになっている作曲家の古関裕而さんが作曲したのが「闘魂込めて」。今こそ、巨人ナインには熱き戦う魂を見せてほしいんだ。(スポニチ本紙評論家)

 ▽1989年の日本シリーズ 巨人と近鉄がシリーズ初対戦。近鉄は第1、2戦を逆転勝利、第3戦は完封リレーで球団初の日本一に王手をかけた。後がない巨人は第4戦で香田が完封と意地を見せ、第5戦ではここまで18打席無安打だった原が満塁弾と奮起。第6戦も競り勝ち、3勝3敗のタイとした。第7戦では駒田の先制弾に加え、この年で引退した中畑が代打本塁打。崖っ縁から大逆転で8年ぶりの日本一を飾った。

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