中畑清氏 ソフトB・柳田の「幻影」におびえた巨人バッテリー 見えない重圧が中村晃への失投に

[ 2020年11月25日 06:01 ]

SMBC日本シリーズ2020第3戦   巨人0―4ソフトバンク ( 2020年11月24日    ペイペイD )

<巨・ソ>3回2死二塁、中村晃は右越えに先制2点本塁打を放つ。左は次打者の柳田(撮影・北條 貴史)
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 【中畑清 シリーズ大分析2】巨人の奮起が期待された第3戦は、9回2死までノーヒットという屈辱的な3連敗を喫した。スポニチ本紙評論家の中畑清氏(66)は巨人のサンチェス―大城のバッテリーがネクストバッターズサークルの柳田の「幻影」に惑わされ、中村晃に先制弾を浴びたと分析した。

 サンチェスと大城の巨人バッテリーも「幻影」に惑わされたね。ネクストバッターズサークルの柳田が放っていた、目に見えない重圧だ。

 中村晃に先制2ランを許した3回2死二塁の場面。カウント2ストライクから、サンチェスはスプリットを3球続けて三振を狙いにいった。最初の2球は低めへ。コースがわずかに外れていた分、中村晃は手を出してくれなかった。そして2―2からの5球目。真ん中に入った明らかな失投だった。バッテリーにしてみればフルカウントにはしたくない。そんな投手心理が、わずかに指先を狂わせてしまったんだと思う。

 中村晃に四球を与えると、2死一、二塁で柳田を迎えなければならない。その状況に持ち込まないためにも、目の前の打者をフルカウントにはしたくなかった。「一塁が空いているから」とはならず、心理的には追い込まれていたんだ。サンチェスは非常に調子が良かった。そんな中での数少ない失投で、3試合連続で先制点を献上。それも2死から。柳田の幻影にやられた痛恨の一発だった。

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