“おまえ本当にルーキーか” 広島・中村祐 森下に驚かされた裏話披露「後輩だけど尊敬している」

[ 2020年11月25日 19:50 ]

練習中に森下(右)と話す中村祐 (撮影・奥 調)
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 広島の中村祐太投手(25)が25日、広島市内で契約更改交渉を行い、1000万円から500万円アップとなる1500万円でサインした(金額は全て推定)。

 今季は10月4日のヤクルト戦で5回1失点に抑えて、2018年5月1日の巨人戦以来、887日ぶりの白星を挙げて復活。その後も安定感を見せ、8試合で3勝4敗、防御率2.31と先発ローテーションの一角を担った。「もっと早くやってくれたら、という話もあったので、僕としても開幕からという気持ちを持って、来季頑張りたい。個人的には防御率、イニングを意識してやっているので、(防御率の)2点台は手応えもありました」と振り返った。

 来季は自己最多となる17年の5勝以上が目標。そんな中村祐は、ある“刺激”を受けて今オフを迎える。10勝3敗、防御率1.91で新人王確実と言われる森下の出現だ。「話していても、森下なんかはちょっと違うなと思う」と、うならされた会話の中身を披露。「結構、野球の話をするんですけど、マウンドでの考え方とか、感覚というか、嗅覚の話し方的にも(大瀬良)大地さんとかに似ている部分もあるので、それが1年目からできているのがちょっと違うなと思いました」と、ビックリした経緯を説明した。

 森下が投げる時はチームに一体感がある、という話にも「本当に勝ちたいという気持ちが強い子なので、『今日絶対勝ちます』とか普通に言ってくる。強い気持ちを持たないと、1軍の舞台では結果を出せないんだな、ということをすごい教えてもらえますし、僕にとっては最高の見本ですよね。後輩ですけど、本当に尊敬してます」と本音を明かした。最強のライバル出現は、広島にとっては確実に良いことだ。

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2020年11月25日のニュース