三菱重工広島が5年ぶり初戦突破 ベテランが勝利の原動力…最後の戦いは終わらない

[ 2020年11月25日 13:26 ]

都市対抗野球第4日   三菱重工広島7―6日本製鉄鹿島 ( 2020年11月25日    東京D )

<日本製鉄鹿島・三菱重工広島>初回2死二塁、松原の左適時二塁打で生還した松永(7)を迎える三菱重工広島ナイン(撮影・島崎 忠彦)
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 最後の戦いは、まだ終わらない。終わらせない。今季限りで系列チームに再編される三菱重工広島が、一丸となって勝利をもぎ取った。初回に2点を先行すると、同点に追いつかれた直後の5回には6安打を集めて一挙4得点。最後は1点差にまで迫られたが、継投でリードを守り切った。3年ぶり17回目の出場で5年ぶりの初戦突破。町田公二郎監督は「負けたら終わり。一つでも勝って、チームとして活動をして行きたいと思っている」とチームの総意を口にした。

 勝利の原動力はベテランだった。初回2死三塁、4番・松永が三塁線を破る二塁打で先制点を叩き出すと、続く5番・松原も左翼線に二塁打。ともに在籍10年目、32歳がチームに勢いをもたらした。松永は同点直後の5回無死一、三塁の場面でも中前へ勝ち越し打を放つなど5打数4安打3打点と大暴れ。

 「予選は打てずにチームに迷惑かけ、みんなに本大会に連れてきてもらった。オープン戦でもいい形で打てていなかったのに、信じて使ってくれた監督に何とか恩返ししたいと思っていました」

 中国地区2次予選では21打数2安打と不振に苦しんだが、確実に本大会に向けて調子を上げてきた。

 松永はチームの歴史とともに、自らの現役生活にも幕を閉じる。「このチームでできる日にちも限られている。どうやって1日でも長くできるかと考えている。援してくれる方もいっぱいいて、声かけてくれる。そういう方達にもいい報告をしたい」。終戦翌年の1946年創部で79年には初出場初優勝。都市対抗大会17度、日本選手権18度の出場を誇る名門が、関わる者全ての熱い思いを追い風に、頂点へ向けて歩み始めた。

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