常総学院・島田監督 恩師・木内幸男氏に「30年かかってやっと褒めてもらえた」

[ 2020年11月25日 05:30 ]

常総学院・島田監督
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 高校野球で茨城の取手二、常総学院の監督として春夏通算3度の甲子園優勝を果たした木内幸男(きうち・ゆきお)さんが24日午後7時5分、肺がんのため茨城県取手市の病院で死去した。89歳だった。茨城県出身。選手一人一人の能力を引き出し、大胆な用兵や戦法が「木内マジック」と呼ばれ、高校野球ファンを魅了した名監督だった。

 ▼常総学院・島田直也監督(常総学院OB、87年度卒)高校3年間、木内監督の下で野球ができたことが本当に思い出。秋季関東大会(準優勝で来春のセンバツ出場が有力)後に報告に行った時には「よくやった。偉い」と言われたことが本当にうれしくて…。面と向かって褒めるような方じゃなく、厳しい方だったので30年かかってやっと褒めてもらえた。

 ▼DeNA・仁志敏久2軍監督(常総学院OB、89年度卒)入院前日に会いに行きました。既にご存じでしたが、そこで(DeNA2軍監督として)ユニホームを着ることをご報告させていただきました。思い出は話せば尽きません。覚悟はしていましたが、悲しさと寂しさでいっぱいです。

 ▼日本ハム・金子誠野手総合コーチ(常総学院OB、93年度卒)お会いするたびに、いつも変わらぬ豪快な「木内節」を頂いていました。昨年12月も元気なお姿でしたので、残念で言葉もありません。木内監督から頂いた、たくさんのボヤキや教えは私の野球観の原点です。感謝しています。ご冥福をお祈りいたします。

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