阪神・矢野監督 無観客でもガッツやろう!非常事態も「どうするかは俺ら次第」

[ 2020年2月29日 05:30 ]

阪神・矢野監督の“矢野ガッツ”
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 阪神・矢野燿大監督(51)が28日、無観客開催が決まった今後のオープン戦でも、野球を楽しみ、ファンを喜ばせるスタイルを継続することを明言した。選手にはガッツポーズのような気持ちを前面に押し出す姿勢を期待。たとえ観衆不在でも、「矢野ガッツ」を繰り出すことも辞さない構えを示した。

 やるべきことは変わらない。たとえ無観客でも、テレビ中継を通じて見守ってくれるファンもいる。就任時に掲げた「誰かを喜ばせる」野球、そして選手に求めてきた「野球を楽しむ」こと。絶対的な指針を矢野監督は異例の措置が下ったオープン戦でも継続していくことを誓った。

 「今年ずっと言っているように“楽しむ”ってことは大事にしているし。別に俺らがやることは変わらない。(ソフトバンクの)松田もパフォーマンスをやると言っていたし、そういう気持ちで臨むというのはプロとして大事な部分だと思うので。お客さんがいないというのをどうするかは俺ら次第」

 宜野座キャンプでは連日サイン会を開き、生の声を聞けるように監督直通の「目安箱」を設置。届いた意見には全て目を通した。人一倍、ファンを大事にするだけに今回の決定に心を痛める。とはいえ、今、自分たちができることは元気な姿でプロらしい野球をするということ。こんな時だからこそ、よりファンが喜ぶようなプレーを見せたい。

 「選手は見てもらえるからこそいいプレーが出ることもあるので、お客さんがいないのは寂しい。でも、逆に言うとファンがいてくれるありがたさも十分に感じられる。やっぱり“ファンがいてのプロ野球なんだな”とか、“ファンがいてくれるからこそ俺らはやれてるんだな”というのを理解するためのいい経験になると思う」

 昨季から選手たちに浸透させてきたガッツポーズに関しては観衆不在を踏まえて「照れくさいとかあるやろな」と言いながらも、ソフトバンクの『熱男』の名前を挙げたようにシーズン同様のパフォーマンスを期待した。ここぞの時には代名詞になりつつある『矢野ガッツ』も繰り出す構えだ。

 「“今年の阪神、楽しみやな”とか、“元気やな”とか、気になる選手が“いいプレーしているな”とか。やることは特別変わらないけど、自分ららしい野球を見せて、より楽しみを増やしてもらえるようなオープン戦にしていきたい」

 異例の事態にも指揮官はぶれない。開幕の日に大観衆を歓喜させるべく、万全の準備を施す。(山添 晴治)

 ○…矢野監督や選手らが積極的にガッツポーズを始めたのは昨春オープン戦途中からだった。清水ヘッドコーチが侍ジャパンの強化試合で対戦したメキシコ代表選手の喜ぶ様に感心し、矢野監督に提案して3月12日の中日戦(ナゴヤドーム)から奨励。矢野監督にとっては8戦目にして初勝利を挙げた節目の一戦で、決勝打の高山や3安打の木浪のガッツポーズに「まだ恥ずかしそうにやっていたけど、いいんじゃない」と目を細めていた。

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