【中畑清 日本シリーズ大分析2】巨人はエラー重なり余計な失点 岡本バット振る前に守備練習を

[ 2019年10月24日 08:35 ]

SMBC日本シリーズ2019第4戦   巨人3―4ソフトバンク ( 2019年10月23日    東京D )

7回1死一、二塁、長谷川勇の打球を悪送球する山本 (撮影・西川祐介)
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 巨人はこのシリーズを通じ、ソフトバンクの圧力に完全に押し倒されてしまった。四球でピンチを招き、守りのミスがことごとく失点につながる。7回の1失点。これはもう最悪の失点だ。1死から三塁手・岡本のエラーに始まり、一、二塁となって二塁手・山本が併殺を焦って二塁へ悪送球。力投した菅野の足を引っ張った。

 状況を考えれば、一つのアウトでいいんだ。それを無理な体勢から投げた。4回もそうだ。1死二塁からデスパイネの打球は三塁手・若林のグラブの下を抜けた。記録はヒットだけど、完全なエラーだ。止めてさえいれば、その後の3ランもなかった。「たられば」は言いたくないが、ミスを許さず、状況判断が的確なソフトバンクとは対照的だった。

 我々の現役時代は、ミスを怒鳴り合う厳しさがあった。このシリーズで原監督も強く感じたはずだ。何が足りないのか。課題は明らかになった。この秋季キャンプ、岡本はバットを握らなくていい。守備を徹底的に鍛えてほしい。4番として打力が開花しても、満足してはいけない。

 ただ、完敗の中で菅野が見せた覚悟には拍手を送りたい。自分の体が壊れても投げ切るんだという覚悟を感じさせてくれた。5回に打席が回っても「自分が行く」という姿を見せて続投。打席でも初球からスイングして何とか塁に出ようと意欲を見せた。この姿は来季へつながるはずだ。

 ▼巨人・山本(7回に失点につながる悪送球)ここで諦めたら終わりだと思う。来年、変わったなと思われるようにやっていきたい。

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