【槙原寛己 日本シリーズ大分析2】ソフトB高橋礼、威力ある直球で手玉

[ 2019年10月21日 08:45 ]

SMBC日本シリーズ2019第2戦   ソフトバンク6―3巨人 ( 2019年10月20日    ヤフオクD )

7回無死、高橋礼の高めのボールを空振りする亀井(撮影・尾崎 有希)
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 ソフトバンクバッテリーは第1戦の意識付けを生かした攻め方をした。千賀が7回1失点と好投した第1戦は、巨人の中軸に対して内角を強く意識させる配球。それを念頭に置いて初回、巨人・坂本勇への初球は内角へ138キロ直球。この内角をマークしていた坂本勇はいい当たりの中飛だった。さらに4回の第2打席。初球に内角のボールゾーンへ直球を投げ、カウント2―2から真ん中低めのシンカーで二ゴロに打ち取った。第1戦からつながりのある配球だ。

 もう一つ、この試合では高橋礼の直球も意識させていた。試合前に坂本勇が「球速以上の速さがある」と話していたように、彼の直球は球速表示以上に威力がある。捕手の甲斐は内角とともに高めの直球を意識させていた。甲斐自身が「意識してくれるように、しつこくいきたい」と話していた通りだ。巨人は下手投げの高橋礼に対し、左打者7人のオーダー。下手投げに対処しやすいという狙いだったが、各打者が見逃したときに「えっ」と意外そうな表情を見せていた。こうした打者の戸惑いは、投手は感じるもの。肝心の左打者も工夫がないまま引っ張った打球が多く、高橋礼の術中にはまってしまっていた。7回の松田宣が見せた逆方向へおっつける打撃ができていれば、結果は違ったかもしれない。

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