沢村賞、19年ぶりに該当者なし「賞のレベルを下げたくない」

[ 2019年10月21日 17:10 ]

沢村賞選考会会議を行う(右から)山田久志委員、堀内恒夫委員長、平松政次委員、村田兆治委員、北別府学委員(撮影・久冨木 修)
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 「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が21日、東京都内で開かれ、2000年以来19年ぶりに該当者なしとすることが決まった。

 沢村賞の選考基準は15勝、150奪三振、10完投、防御率2・50、200投球回、25試合登板、勝率6割の7項目。リーグ最多勝に輝き、同賞の有力候補に挙げられた巨人・山口俊投手(32)は15勝、188奪三振、26登板、勝率7割8分9厘、日本ハムの有原航平投手(27)は15勝、161奪三振、防御率2・46、勝率6割5分2厘で、ともに4項目をクリアしたが、完投数は山口が0、有原は1だった。

 堀内委員長は「これ以上、賞のレベルを下げたくないというのが本音」と該当者なしという決断に至った理由を明らかにした。

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