阪神・井上1軍打撃コーチ「コミュニケーションモンスターになる」

[ 2019年10月21日 14:33 ]

会見で球団旗の前でポーズを付ける阪神・井上一樹新コーチ(撮影・後藤 正志)
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 阪神は21日、来季の1軍打撃コーチに元中日の井上一樹氏(48)が就任すると発表した。背番号は99。会見に臨んだ井上氏は「タイガースは特別な球団。責任は重いのかなと思っています」と表情を引き締めた。

 阪神の今季総得点538は12球団最低で、94本塁打はリーグ5位に低迷。救援陣を中心に投手陣が奮闘した一方で、得点力不足が大きな課題として残った。中日2軍監督など指導者としての経験が豊富な井上氏にかかる期待は大きい。目についた選手に近本や木浪、北條らの名前を挙げた。積極的に会話を図っていく方針も示し「コミュニケーションモンスターになる。太鼓を叩いて、笛を吹いて(選手を)踊らせていく」と意気込んだ。

 矢野監督とは中日時代の元同僚で気心が知れた間柄。「性格的にはよく似たタイプ」と共闘を誓った。強力タッグで覇権奪回へ突き進む。

 ◇井上 一樹(いのうえ・かずき)1971年(昭46)7月25日生まれ、鹿児島県出身の48歳。鹿児島商から89年ドラフト2位で中日入団。当初は投手も結果を残せず、94年に外野手転向。99年は開幕21試合連続安打などで11年ぶりのリーグ優勝に貢献。09年現役引退。通算成績は1215試合、打率・275、79本塁打、349打点、13盗塁。引退後は10年から12年にかけて中日でコーチなどを歴任し、11年は2軍監督でウエスタン・リーグ優勝、ファーム日本一に導く。左投げ左打ち。

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