矢野監督 CS進出絶対に諦めない 球団史上最多7人での零封リレー

[ 2019年9月23日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―0DeNA ( 2019年9月22日    甲子園 )

5回、ガルシアを迎える望月(左)(撮影・後藤 正志)
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 わずかでも可能性がある限り、絶対に諦めない。その流儀とメッセージを采配に込めた。細く、険しい逆転CS進出への道。もう後がない一戦を執念の7人継投で制した意義は大きい。長い歴史にあって、7人での零封リレーは球団史上最多だ。勝負手で勝利をもぎ取った矢野監督の言葉に実感がこもった。

 「もう僕らは後がないんでね。いけるだけいくという気持ちでいきました。俺らも追い込まれてる部分と、いくしかないっていうところがあるのでね」

 気迫のタクトに応えたのが最終回を締めた藤川だ。先頭打者を遊ゴロを木浪が悪送球。想定外の走者を背負っても動じるような男ではない。「エラー100個目でしょ? いい勉強になればいいんじゃない? うまくなってくれればと思う」。柴田を空振り三振、代打・佐野を遊ゴロ併殺打に仕留め、日米通算242セーブへと積み上げた。

 先発の望月を4回途中で下げ、能見を挟んで5回からガルシアを投入した。中日時代の昨年4月以来、阪神加入後では初の中継ぎ起用に助っ人左腕も応えた。「先発と違うけど、同じ様にゲームに入っていけた。違和感はなかった。チームに貢献できてうれしい」。自身の4勝目よりブルペンの結束を喜んだ。

 指揮官は語気を強めた。「横田があんな形でユニホームを脱ぐ。僕らは満員の甲子園でユニホームを着させてもらって野球をやれる。そういう思いを野手もピッチャーもつなげていくという気持ちはあったんじゃないでしょうか」。志半ばでユニホームを脱ぐ横田の思いに報いる1勝だった。(吉仲 博幸)

 ○…阪神は先発の望月以下7人が登板して無失点勝利。6人継投での零封は過去4度で、7人は球団史上初めてだ。他球団では日本ハムが80年6月30日の阪急戦に岡部―木田―成田―杉山―宇田―佐伯―村上―高橋直の8人を登板させ、7―0で勝利した例がある。

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