松井氏&上原氏が振り返る20年前の“涙の敬遠”「マウンド蹴り上げちゃったから、そうだよなと…」

[ 2019年9月23日 22:07 ]

2002年4月、ヒーローインタビューで笑顔の松井秀喜(左)と上原浩治
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 ともに巨人でプレーした松井秀喜氏(45)と上原浩治氏(44)が22日深夜放送のフジテレビ系「S-PARK」で対談。20年前の“涙の敬遠”の裏話を明かした。

 今年5月に現役を引退した上原氏が米ニューヨークの松井氏を訪ね、改めて引退を報告。「辞めたのに黒いじゃん。ゴルフばっかりやってんでしょ」という松井氏の“先制口撃”からレジェンド2人の対談が始まった。

 上原氏がプロ入りした99年から、松井氏が大リーグへ移籍する前年の02年までの4年間、巨人でともにプレー。1学年下の上原氏について「上原が投げる時は良かったよ。安心感抜群だったよね。制球力が抜群だった」と全幅の信頼を置いていたという松井氏。巨人時代で一番印象に残っていることとして「彼がルーキーの時にペタジーニを敬遠した時だね」と1999年10月5日のヤクルト戦を挙げた。

 当時、松井氏はヤクルト・ペタジーニと本塁打王のタイトルを争い、この直接対決までに松井氏は41本、ペタジーニは42本を記録していた。先発した上原氏は第1打席は投ゴロ、第2打席は三振とペタジーニを抑えたが、7回1死で迎えた第3打席でベンチから敬遠指令を受けるとストレートの四球を与える。マウンドの土を蹴り上げ、悔し涙を流したルーキーはこの試合で20勝目を挙げたものの、試合後は「敬遠?それはしゃべりたくありません」とコメントした。

 今だから言える話として、「弁解させてもらうけど、1打席目から敬遠の指示は出てたんで、1打席目、2打席目は勝負させてもらって、それでも3打席目は歩かせてくれと言われたんで」とベンチの指示を明かした上原氏。「全力で4球投げましたからね。ちょっと抵抗しましたけど」と“涙の抗議”を振り返った。

 「もちろんベンチの指示なんだけど、勝負しろよと。こっちが勝負しなきゃ向こうも勝負しないんだから。打たれたっていいじゃないと思って…と思ったんだけどね」と20年前の場面を思い起こした松井氏。「そしたらマウンド蹴り上げちゃったから、そうだよなと思った」とルーキーの心情に理解を示した。

 この試合では松井氏も四球、二ゴロ、遊ゴロの後、2打席連続で歩かされて計3四球と勝負をしてもらえず。結局44本を記録したペタジーニが本塁打王に輝き、松井氏は2本差でタイトルに届かなかった。

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