筒香 抹消も「万全で」CSへ 右手小指「早く治す」

[ 2019年9月23日 05:30 ]

出場選手登録を外れ、横須賀市内の2軍施設を訪れたDeNA・筒香
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 DeNAの筒香嘉智外野手(27)が22日、右手小指打撲のため出場選手登録を外れた。甲子園に遠征しているチームと離れ、横須賀市内の2軍施設「DOCK」を訪れて治療を行った主砲は、CSに向けて気持ちを新たにした。

 「なってしまったことは、仕方のないこと。CSに万全でいけるようにしたいと思います」

 14日ヤクルト戦の守備で桑原と交錯して首を痛め、2試合を欠場。復帰した19日の広島戦で右手小指付近に死球を受けた。その影響で、本拠地での20日からの首位・巨人との直接対決2連戦は代打の準備をすることもなく、前夜に目の前での胴上げを許した。

 ラミレス監督は「死球が当たり、なかなか完治しなかった。病院にも行ったが、状態は良くない。キャプテンだから(1軍に同行しながら)様子を見たが苦渋の決断」と説明。「CSまでにしっかり治して帰ってきてほしい。戻ってくれる」と願った。

 最短で登録が可能となるのは10月2日。現時点でのレギュラーシーズン最終戦は9月28日阪神戦(横浜)のため、10年目のシーズンは打率・272、29本塁打、79打点で幕を下ろすことが決定的となった。2年連続の30号にはわずかに届かなかったが、筒香は「今は一日でも早く治すということだけ。自分にできることをやるだけです」と前を向いた。

 主将として、次の目標は「2位からの日本一」だ。この日、チームは阪神に敗れ、2年ぶりのCS進出決定は持ち越し。ファーストS初戦の10月5日に照準を定め、仲間を信じてリハビリに励む。 (町田 利衣)

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2019年9月23日のニュース