日本ハム・実松 古巣・巨人戦で引退試合 両軍選手から8度胴上げされ男泣き

[ 2019年9月23日 19:49 ]

<日本ハム・巨人>試合後に両軍ナインの手で8度胴上げされる日本ハム・実松
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 日本ハムの実松一成捕手(38)が23日、引退試合としてイースタン・リーグの巨人戦(鎌ケ谷)に「1番・捕手」で先発出場。初回限定の出場で守備では捕ゴロを処理して見せ場をつくり、現役最終打席は二ゴロ失策だった。

 試合後は同僚と06~17年に所属した巨人ナインの手によって8度胴上げされ、男泣き。「涙は出ないと思っていたけど、プレーボールと同時に涙が出ちゃって。抑えられない感情は初めての経験。こうやってこの場を作ってくれたファームの関係者と最後までやってくれた巨人軍の関係者に感謝しています。まさか胴上げしてくれると思っていなかったし、巨人の選手が来てくれるとも思ってなかった。うれしいのと、今までみんなありがとうという感謝しか言葉に出なかった」と感謝した。

 また、胴上げの後には巨人で12~17年までともにプレーした村田修一2軍打撃兼内野守備コーチから花束を渡された。実松は「シュウがジャイアンツでも野球のことも私生活も一緒にいろんなことを話したり、相談したりした。たまたま最後が巨人戦で、最後を見てくれてよかった」と不思議な巡り合わせに感謝。同じ松坂世代として戦ってきた村田コーチは「レギュラーというシーズンはなかったかもしれないけど、2番手捕手としてチームに凄く貢献していた。そういう立ち位置の大事さを痛感することが多々あった。高校時代から知っているし、巨人時代はサネに助けられた部分が凄くある。人間性もいい奴。いずれは辞めないといけないけど、それを自分で決められたのは誇らしいこと」とねぎらっていた。

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