あの日、1人で大泣きした 横田 両親へ24年分の感謝

[ 2019年9月23日 08:56 ]

<阪神横田引退会見>会見後の囲み取材で涙をぬぐう横田(撮影・坂田 高浩)
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 【記者フリートーク】24年分の感謝を込めた。「最後、試合には出てませんが、野球ができたのは本当に素晴らしい両親のおかげ…感謝の気持ちしかない」。闘病生活を支え、励ましてくれたのは父・真之さんと母・まなみさんだった。

 2度の手術後、初めての車椅子生活を「僕が立ち上がれない中で食事も食べさせてもらったし、トイレもお母さんが全部手伝ってくれた」と振り返った。退院後は近くのアパートを借りて1カ月の“2人暮らし”。仕事を辞めた母は横田が帰寮後も大阪に残って半年間も見守った。

 元プロ野球選手の父は治療の影響で頭髪が抜け落ちた際には頭を丸めて病室に登場したという。会見でも「お父さんが髪を丸坊主にしてくれて僕の部屋まで来てくれて…。両親が帰った後、1人で大泣きして…」と目頭を押さえた。

 横田は95年6月生まれ。同年秋、西武に在籍していた真之さんは現役を引退した。最後の2軍戦を見届けるため、生後間もない息子をおんぶして西武ライオンズ球場に駆けつけたまなみさんは「風を当てて、球場の空気をいっぱい吸わせてあげたら足をバタバタさせて機嫌が良かったんですよ」と懐かしんだ。

 あれから24年――。再び訪れた家族の節目に、「横田家」はまた一つになった。(阪神担当・遠藤 礼)

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