阪神・才木、今季初先発初勝利!6回途中1失点力投 ローテ危機の虎に救世主

[ 2019年4月25日 06:10 ]

セ・リーグ   阪神3―1DeNA ( 2019年4月24日    横浜 )

今季初勝利を挙げた先発・才木(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 阪神・才木浩人投手(20)が、24日のDeNA戦(横浜)で今季初先発初勝利を飾った。最速152キロの直球を軸に重量打線を押し込み5回1/3を1失点。メッセンジャー、ガルシアら離脱者続出の先発ローテーションに現れた若き救世主は、5月1日『令和初戦』の先発マウンドに上がる可能性も出てきた。

 春先とは比べものにならない力強いストレートが、2連勝を呼び込んだ。今季初登板の才木が5回1/3を1失点。重量打線の内角をえぐり続け、念願の今季初星をつかみとった。

 「インコースを突こうと、梅野さんとも話していた。そこだけはしっかり攻める気持ちでいきました」

 初回先頭の神里に右前打を許したが、梅野の二盗阻止に助けられた。2安打されながらも無失点の立ち上がり。これで波に乗った。その後は5回まで二塁すら踏ませぬ圧巻の投球。ソト、ロペス、筒香、宮崎という屈強な面々にもひるまない。時に胸元スレスレのボールが行っても恐れず、ゼロを重ねた。

 初めて得点圏に走者を背負った6回1死二塁からソトに左前適時打され失点。続くロペスにも左前打されたところで降板した。「反省しなければいけません」と話したが、ソトの結果球は内角ギリギリの144キロ。「“攻めきった”と思えるボール。悪いボールじゃない」と前を向ける内容だった。

 開幕ローテを勝ち取るべく臨んだ春季キャンプで、自らのボールに憤りを感じていた。「全然スピードが出ない…」。スピードガンに表示される直球の球速はなんと130キロ台。簡単に打ち返される現実に絶望した。

 苦悩から抜け出すために、18歳年上の藤川のもとに自ら足を運んだ。指摘されたのは『投球練習の距離』。「ブルペン以外でも、試合と同じ距離で投げ込む練習をしていたんです。でも、球児さんからは、“もっと長い距離を低い軌道で投げる練習をしたら?”と」。20メートル、25メートル、三塁から一塁まで。18メートル44より長い距離で投げ込むことで、感覚を取り戻していった。

 結果は今夜の通り。最速152キロ、常時140キロ台後半のストレートはリーグ指折りの強打者を押し込むほどに力強かった。矢野監督からも「こうやって、才木も出てきてくれたというのは大きい。これから年間を通して頑張ってくれたらね」と期待された。

 ようやく“開幕”を迎えた。記念すべき『令和初戦』の5月1日・広島戦が次回登板になる可能性もある。「次回はピンチになっても自分で抑えられるように」。チームも同率5位に浮上。高みを見据える3年目右腕が、先発ローテの救世主だ。(巻木 周平)

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2019年4月25日のニュース