西武・山川、連発で10号!2年連続12球団一番乗り 年間68発ペース

[ 2019年4月25日 06:30 ]

パ・リーグ   西武4―1ロッテ ( 2019年4月24日    ZOZOマリン )

3回1死一塁、山川は左越え本塁打を放つ (撮影・西川祐介)
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 西武・山川が規格外の大きな放物線を描いた。打球は左翼最上部にある照明下の屋根に直撃した。2回先頭の第1打席。2ボールから岩下の146キロ直球を思い切り引っ張った。左翼ポールのはるか上を通過。ロッテ側のリクエストでも判定は変わらず、推定距離145メートルの先制9号ソロに「よっしゃー、打てて良かった」と会心の笑みを浮かべた。

 さらに2―0の3回1死一塁でも岩下の初球を左翼席中段に運ぶ10号2ラン。球団では史上初めて2年連続となる12球団最速の10号到達となった。今季19安打のうち半数を超える10本が本塁打で、年間では68発ペースだ。ロッテのレアードが開幕から本塁打を量産してきたが、単独トップに立った山川は「何でもトップはうれしい。去年に引き続き、そこを譲らないようにしたい」とうなずいた。
 
 昨年までの戦友から刺激を受けた。17日の仙台での楽天戦。西武が1点リードで迎えた5回に、浅村が通算150本塁打となる逆転3ランを放った。ネクストバッターズサークルから浅村を見てきた昨季とは違う一塁から見えた浅村の勝負強さを改めて感じた。「あそこで打てるのはさすが浅村さん。勝負強い」。自身は初回無死満塁の好機で見逃し三振に倒れただけに身に染みた。  

 チームはまだ借金が2ある。「勝利への貢献は少ないので、明日からも、しっかりした打席をしていきたい」と主砲はすぐに気持ちを切り替えた。(武本 万里絵)

 ≪西武初の快挙≫山川(西)が昨年に続き両リーグ最速で10号をマーク。2年以上連続の両リーグ10号一番乗りは11、12年バレンティン(ヤ)以来7年ぶり6人目。西武では山川が初めてだ。また、日本人打者では65~67年王(巨)、72~74年田淵(神)といずれも3年連続で記録して以来45年ぶり3人目。

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2019年4月25日のニュース