広島・野村、粘り強く7回零封 スクイズも決めた「当たってくれてよかった」

[ 2019年4月25日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5―0中日 ( 2019年4月24日    マツダ )

7回無失点の好投を見せた野村(撮影・北條 貴史)
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 小雨が舞う悪コンディションの中、制球自慢の広島・野村が持ち味を発揮した。好調な中日打線に7安打を許しながらも、粘り強い投球で7回を零封。3日の同カード以来の2勝目を挙げ、チームの6連勝に貢献した。

 「アツ(会沢)さんにうまく引っ張ってもらい、走者を出しても一人一人集中して粘り強く投げられた。自分の投球ができました」

 内野ゴロの山を築いた。3回無死一塁で大野奨を三ゴロ併殺に仕留めると、7回1死一塁でも代打・松井雅を遊ゴロ併殺。得点圏に走者を置いた4、6回もアルモンテを内野ゴロに斬った。21アウトのうちゴロアウトは実に13個。野村本人も胸を張る。

 「ボールの切れと制球がよかった。バットに当たっても正面に転がってくれるので」

 バットでも魅せた。会沢のソロで先制した2回、なおも1死一、三塁の好機で1ボールからの外角直球をきっちり一塁線へ転がし、スクイズ成功。自ら2点目を入れ「バットに当たってくれてよかった」と笑った。

 慎重になって四球や球数が増える悪癖が影を潜め、好テンポでの投球がよみがえった右腕。緒方監督は「ずっといい状態が続いている。両サイドや低めに制球できていたし、会沢も息の合ったいいリードをしてくれた」とバッテリーを称えていた。(江尾 卓也)

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2019年4月25日のニュース