89年東邦Vのエース・山田喜久夫さんの長男・斐祐将は応援団長でナインに声援

[ 2019年3月26日 18:22 ]

第91回選抜高校野球大会1回戦   東邦3―1富岡西 ( 2019年3月26日    甲子園 )

アルプスで声援を送る山田喜久夫さんの長男で応援団長の斐祐将捕手
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 東邦が前回優勝した平成元年(1989年)のエースで元中日投手の山田喜久夫さん(47)の長男・斐祐将(ひゅうま・3年)が、平成最後の大会でも優勝を目指し、応援団長としてスタンドからナインに声援を送った。

 応援団長をやるかやらないかで迷っていたとき、背中を押してくれた人がいる。「いろいろ大変だと思うけど、ぜひ斐祐将にやってほしい」と記録員とマネジャーを兼ねる大矢亜未さん(3年)に言われ「勇気づけられた。俺しかいないと思った」と大役を引き受けた。前夜にも「ベンチとスタンドで離れているけど、お互い頑張ろう」とメッセージをもらい、父からもメッセージアプリLINE(ライン)で「頑張れよ」と連絡があった。

 「最初は父が勝っているので、最後も東邦で締めくくれたら。大阪桐蔭さんも後押ししてくれるので、そういう人たちのためにも優勝しかない」と力強く決意表明。喜久夫さんは「声で戦力になってチームのために頑張ってほしい。レギュラーになってほしい気持ちはない。人間的に成長してほしいと思うし、したかなとも思う」と大声を張り上げる息子を頼もしそうに見つめていた。

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