オリックス 頓宮 本拠地登場曲決定 天国のひいじいちゃんに届けたい特大アーチ

[ 2019年3月26日 05:30 ]

オリックス・頓宮
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 開幕スタメンが決定的なオリックスのドラフト2位・頓宮裕真内野手(22=亜大)が、本拠地での登場曲をシンガーソングライターの侍が歌う『空』に決めた。ある人への思いが込められていた。

 「キャンプ中にひいおじいちゃんが亡くなって。子どものころ、僕の野球をずっと見てくれた人なんです」

 曾祖父の進藤良雄さんは、2月28日に98歳で他界。宮崎キャンプ中のため頓宮は葬儀に参列できなかった。2日後の3月2日の楽天戦で、人生で初めてバットを折りながらも本塁打を放った。「きっと、ひいじいちゃんが打たせてくれたんだ」。折れたバットを速達で岡山の実家に送り、3日の告別式で棺に入れてもらった。
 「歌詞に『空を見上げ』とあるんです。それがいいなと思って」

 テーマ曲は何十曲と聞いて悩んだが、一番思いが届くものを選んだ。少年野球を見るため、良雄さんは原動機付自転車(原チャリ)で駆けつけたこともある。「すごく元気でどこにでも見に来てくれた。でも、最近は体調が悪かったんです」。旅立つ前に、プロでの勇姿を見せたかった。

 西村監督は中軸での開幕スタメン構想を抱いている。新人が開幕戦でクリーンアップに座れば、球団では阪急時代の1957年中田昌宏以来、62年ぶりの快挙だ。もちろん順風満帆に進まないこともあるだろう。でも、頓宮はへこたれない。『空を見上げ笑おう 道はまだまだ続いてく』。歌詞にある通り、苦しくても空を見上げ、歯を食いしばる。でっかいホームランを、空から見守ってくれるひいじいちゃんに届けるために。
(鶴崎 唯史)

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