広島 田中広 “完走”すれば 衣笠さん超え「1試合1試合…その積み重ね」

[ 2019年3月26日 05:30 ]

広島・田中広輔
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 広島・田中広輔内野手(29)が25日、今季達成が可能な偉業に静かな闘志を燃やした。3季連続となったフルイニング出場は現在568試合を数え、完走すれば同じ遊撃を守る阪神・鳥谷の667試合、故衣笠祥雄氏がマークした678試合の球団記録(歴代3位)を超える。

 「モチベーションにはなっているけど、まだまだ先の話。これまでと同様に、1試合1試合を一生懸命やるだけ。その積み重ね」
 淡々とした言葉に秘める静かなる闘志。連続出場の過程には危機もあった。17年6月には左脇腹痛を発症。昨季は4月に右手甲、8月には右膝に死球を受け、試合への参戦が危ぶまれた。7月には30歳にもなり、体調面を一番のカギに挙げる。

 「体の感覚は毎年変わる。今年は30歳になるし、その中でいかにやるか。気持ちの面は要領をつかんできたので、コンィショニングが一番だと思う」

 無論、記録継続には攻守で安定した成績が求められる。本人、百も承知だ。かねて「仮にチームの足を引っ張るようなら、スパッと代えてもらっていい」と明言しており、個人記録ではなくチームの勝利を重視する姿勢は変わらない。

 「例年よりも意識と興味を持って打撃(練習)をやってきた。1番打者としてフルイニング出場し、リーグ4連覇に貢献したい」
 29日の開幕は巨人が相手。昨季は打率・314を残し、セ5球団で最も得意とする。菅野には通算打率・225ながら、16年7月28日に2本塁打を放った実績がある。G倒から始まる偉業への道。背番号2は全力でフルイニングを駆け抜ける。(江尾 卓也)

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