【東尾修氏 パ順位予想】ソフトB、序盤で故障者続出なら上位争い混戦に

[ 2019年3月26日 10:05 ]

東尾氏注目のソフトバンク・甲斐野(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 29日のセ・パ両リーグの同時開幕を前に、スポニチ評論家陣が2日間にわたって両リーグのペナント争いの行方を占う。パ・リーグは昨季日本一のソフトバンクが断然の筆頭候補で、リーグ王者の西武が対抗との構図。この2強の牙城を崩すチームはあるのか――。

【東尾修氏 順位予想】1位・ソフトバンク、2位・西武、3位・日本ハム、4位・ロッテ、5位・楽天、6位・オリックス

 近年は打高投低が続き、パは打線の破壊力がないと、上位に来られない。救援投手は球威がないと抑えきれない。以上の観点で見ると、ソフトバンクが主導権を握る。サファテが不調だが、昨季夏場以降に安定感が増した森がおり、ドラフト1位の甲斐野も面白い。先発の千賀も近年にない仕上がりを見せている。打線も柳田を中心に層が厚い。混戦になるとすれば、シーズン序盤にもたつき故障者が重なることだろう。

 西武は菊池、浅村が抜け、多和田で昨年並み(16勝5敗)の貯金が欲しい。日本ハムは清宮が戻ってからが勝負。打線が爆発的な力を発揮すれば、優勝争いに加われる。

 他3チームが上位に食い込むには、新戦力の活躍が不可欠。ロッテはドラフト1位の藤原、レアード、楽天は浅村、ブラッシュ、オリックスは山本とメネセスに期待したい。

続きを表示

2019年3月26日のニュース