広陵、接戦を制し八戸学院に勝利 エース河野、最速150キロで3安打8K完封

[ 2019年3月26日 13:20 ]

第91回選抜高校野球大会第4日第2試合 1回戦   広陵(広島)2―0八戸学院光星(青森) ( 2019年3月26日    甲子園 )

<広陵・八戸学院光星>力投する先発の広陵・河野(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 第91回選抜高校野球大会は26日、甲子園球場で1回戦の3試合が行われ、第2試合では昨秋の中国大会を制した広陵(広島)が、東北大会の覇者・八戸学院光星(青森)を2―0で下して初戦を突破した。センバツ4回目の優勝を狙う広陵はエースの右腕・河野(3年)が好投。初回にいきなり自己最速の150キロをマークし、8つの三振を奪って完封した。

 広陵は2回、連打と四球で無死満塁としたが後続が倒れて無得点。しかし5回、先頭の主将・秋山(3年)が三塁線を破る二塁打を放つと、8番・河野が送って1死3塁。ここで9番・藤井が左前に運んで先制点を奪った。さらに2死2塁から2番・中冨の放った一打が二塁への強襲安打となって二走の藤井が生還して2点目。河野は威力のあるストレートにスライダーやチェンジアップを絡めて好投。126球を投げて被安打3、奪三振8で完封を達成した。

 八戸学院光星の先発・後藤(3年)は走者を出しながらも4回までは無失点と好投。多彩な変化球を駆使しながら広陵打線をかわしていたが、5回は3安打を許して2点を失った。

 打率・357をマークしていた打線は、初回に主砲の武岡(3年)が二塁への内野安打を放って以降、2回から6回までノーヒット。7回1死から4番・近藤(3年)が三遊間を破って2本目のヒットを記録し、2死1、2塁のチャンスをつかんだが、7番・原(3年)は二ゴロに打ち取られた。8回には四球と2つの敵失で2死2、3塁の同点機を迎えたが、武岡が遊飛に終わって河野を打ち崩せなかった。

続きを表示

2019年3月26日のニュース