センバツ注目右腕、星稜・奥川 練習試合で3回2安打無失点 最速148キロ計測

[ 2019年3月10日 13:55 ]

練習試合・光泉戦に先発し、力投する星稜・奥川
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 今春選抜大会の投手の目玉として注目される星稜(石川)・奥川恭伸投手(2年)が10日、練習試合・光泉(滋賀)戦に先発。3回2安打無失点で、直球の最速は148キロを計測するなど、順調な調整ぶりを示した。試合は13―1で星稜が勝利を収めた。

 着実に調整段階を進めた。初回1死から中前打を許したが、冬の期間に重点的に練習してきたけん制を多用。2死後、一走の二盗失敗で結果的にこの回を3人で終えた。「変化球はまだまだですが、直球は指のかかりも感触も、悪くなかったです」。前日9日には封印したスライダーも2球投じるなど課題を持って試合に臨み、3回を終えた。

 9日には「高校四天王」の一角、横浜・及川が151キロを計測。「何でそんなに出るのかが不思議です」と笑顔だった。一方で「もう少し出る感覚はあります」と今後、自己最速の150キロを上回ることに自信を見せる。それでも「球速で競うのではなく、しっかりとピッチングをしたい」と足下を見据えて調整を進めていく。

 選抜大会の開幕まで2週間を切った。気持ちの高ぶりも出てくる時期だが「テスト期間中なので…。ヤマ場がありますし、それが終わって初めてです」と試験の終わる12日までは学業最優先で調整していく。

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