鳥谷&上本の早大コンビが全打点 矢野監督「しっかり決めるのはさすが」

[ 2019年3月10日 05:45 ]

オープン戦   阪神3―3日本ハム ( 2019年3月9日    甲子園 )

7回1死二塁、鳥谷は適時打を放つ(撮影・森沢裕)
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 6安打3得点と低調な阪神打線にあって、鳥谷&上本の早大コンビが全打点を叩き出した。2―2で迎えた7回。1死二塁の勝ち越し機で、甲子園を沸かせたのは鳥谷だった。

 「詰まったけれど、いいところへ落ちてくれました。修正すべきところと、このままでいいところを確認しながら、これから確率を上げていきたい」

 さすがの勝負強さだった。カウント1―1から石川直の内角141キロに詰まらされながらも中前に運んだ。一時は勝ち越しとなるタイムリー。適時打を放った2月24日の中日戦以来、対外試合では8打席ぶり安打もさることながら、矢野監督はベテランの攻める姿勢に大きな意義を見いだした。

 「内容のある場面やったし、いいヒットやったね。2打席三振の後の得点圏の場面で、しっかり決めるのはさすがだなと思う。あの後の走る姿もね。いくぞいくぞという気持ちがすごく出ていたと思う。勝負してるというか」

 2回の第1打席は早大の後輩・斎藤佑の前に空振り三振。4回はバーベイトに対し見逃し三振を喫した。北條をはじめとする遊撃争いに目を向ければ、このままでは終われない。その思いは適時打を放った直後、木浪の打席で一塁から計3度のスタートを切った事実にも表れた。

 二塁の定位置獲得を狙う上本も、アピールに成功した。3回1死二、三塁でバーベイトの内角高め149キロを左翼線に運ぶ先制の2点二塁打。試合後の「紙一重だと思います。全打席打ちたい、出塁したいと思っています」との言葉にも、悲壮な決意がにじみ出る。

 試合前まで自身のオープン戦打率・167と苦しんできただけに、浮上への分岐点としたいところだろう。キャンプから熾烈(しれつ)な競争が続く二遊間のレギュラー争奪戦。実績十分の早大コンビが、その座を奪い取る可能性も十分にある。(森田 尚忠)

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