大谷185日ぶり投げた!右肘手術後初、60球 二刀流復活へ第一歩

[ 2019年3月10日 02:30 ]

右肘手術後、初めてキャッチボールを行ったエンゼルスの大谷
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 185日ぶりに投げた!エンゼルスの大谷翔平投手(24)が8日(日本時間9日)、昨年10月に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けてから初めてスローイングを行った。最長40フィート(約12・2メートル)の距離で60球。打者として早期復帰を目指すメジャー2年目だが、来年の投手復帰と投打の「二刀流」再開へ、本格的なリハビリが始まった。

 ゆっくりと右腕を上げ、ゆっくりと振り下ろした。恐る恐るといった感じなのに、大谷の表情はうれしそうだ。

 「“軽く、余力を残すくらいでいいよ”と言われていた。投げてるかどうかも分からないくらいの強度だったけど問題なくできた」

 グラウンドでグラブをはめてボールを投げるのは、右肘じん帯に損傷が見つかる前の昨年9月4日以来185日ぶり。マイナーのコーチを相手に20フィート(約6・1メートル)の距離で20球、最大40フィート(約12・2メートル)まで延ばし30球、クールダウンも含めて計60球を投じた。「野球をやっているなという感じ。(怖さは)特になかった」とセットポジションで投げ続けた。

 トレーナーから「もうちょっと軽くでいいよ」と諭される場面もあった。最速165キロ右腕は「投球動作の中で軽く投げるというのはしない。慣れないことはやりづらい」と苦笑いし、「興奮というよりは安心。普通にできて良かった」と半年ぶりの感触を喜んだ。その後は初めて外野でランニング、8日連続となるトス打撃は25球、ティー打撃も15球を行った。

 投手のトミー・ジョン手術後のキャッチボール再開は4〜5カ月後が目安。昨年10月1日に手術した大谷はすでに5カ月以上(158日)が経過している。15年のダルビッシュは術後ちょうど5カ月(153日)で25球。大谷はその2倍以上を投げたが「チームメートにも(同じ手術を)した人がいっぱいいる。普通かな」と違和感もなかった。

 ブラッド・オースマス監督は今季中の投手復帰について「検討していない」と改めて否定。大谷は9日(同10日)以降もスローイングを続け、同時に4〜5月と予測される打者復帰も目指す。「いい状態で計画通りに打者として復帰するというのが目先の目標」。焦らず、じっくり。大谷の口ぶりは自分に言い聞かすようでもあった。(テンピ・柳原 直之)

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