また新星 大阪桐蔭の1年生4番・船曳3ラン 西谷監督「本当の4番じゃない」

[ 2018年10月9日 05:30 ]

秋季大阪大会5回戦   大阪桐蔭11―1懐風館(5回コールド) ( 2018年10月8日    シティ信金スタ )

4回、3点本塁打を放つ大阪桐蔭・船曳(撮影・後藤 正志)
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 またまた新星が現れた! 史上初の選抜大会3連覇を狙う大阪桐蔭は秋季大阪大会5回戦で懐風館と対戦。「4番・右翼」で先発した船曳烈士外野手(1年)が左翼へ公式戦初本塁打を放つなど3安打4打点と暴れ回った。2016年秋の3位決定戦から府大会は破竹の42連勝だ。

 大会3本塁打と好調の3番・西野に続いてまた1年生が光り輝いた。船曳だ。4回無死一、二塁から左翼へ3ラン。「素直にうれしいです」とはにかんだ。3日前に16歳になったばかり。まだあどけない顔立ちだが、持ち味は「遠くに飛ばせるところ」。中学時代に43本塁打を放った右の強打者がチームに勢いを吹き込んでいる。

 西谷浩一監督は1回戦から5試合連続で4番起用。「本当の4番じゃないと伝えています。体の割にロングが打てるし、しっかり振れる」とうなずいた。新旧チームを合わせ、ことしは公式戦無敗で34連勝。ドラ1候補の根尾ら最強世代のDNAは受け継がれている。(吉仲 博幸)

 ◆船曳 烈士(ふなびき・れつし)2002年(平14)10月5日生まれ、兵庫県たつの市出身。たつの市立揖西西小2年から「竜野ヤンチャーズ」で野球を始め、小4からニッケレッドシープス(現・東加古川レッドアローズ)に所属。竜野西中では佐用スターズでプレーし、通算43本塁打。目標の選手は中田翔(日本ハム)。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。高校通算2本塁打。1メートル72、75キロ。右投げ右打ち。

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