【西兵庫】明石商8強 “1年生リードオフマン”来田が引っ張る

[ 2018年7月21日 13:15 ]

第100回全国高校野球選手権記念西兵庫大会4回戦   明石商6―1姫路南 ( 2018年7月21日    明石トーカロ )

 1年生ながら1番を任される明石商・来田涼斗(きた・りょうと)外野手が8強進出へ貢献した。先制した2回、なお2死二塁から左中間を抜く適時三塁打で2点目をたたき出して主導権を呼び込んだ。打った直後から「いける」と判断し、一気に三塁まで達した50メートル6秒の快足も光った。4回にも右前打を放ち、初戦から3試合連続安打で今夏は10打数5安打。豪快に強振する姿もまぶしい。

 背番号17ながら春の県大会から1番に抜擢され、大阪桐蔭に敗れた近畿大会1回戦では根尾から安打。狭間善徳監督は「1年生から1番はなかなかいない。将来のある子。経験を積んでくれたら。足も速い」と期待を込める。明石商は昨夏まで3年続けて兵庫大会決勝で敗退。一塁手だった3歳上の兄・渉悟(現日体大)の無念に接し、県外強豪校から誘いを受けても「兄の夢を果たしたい」と明石商へ進んだ。「一球一球に集中して先輩につないでいきたい。甲子園に行けば、兄も観に来てくれる」。兄弟の悲願達成へ先を見据えた。

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2018年7月21日のニュース