【北北海道】失敗の後に…旭川大高 逆転サヨナラ勝ち 9年ぶりの甲子園に王手「もう打つしかなかった」

[ 2018年7月21日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念北北海道大会準決勝   旭川大高9―8旭川実 ( 2018年7月20日    旭川スタルヒン )

<旭川実・旭川大高>9回1死満塁、中筋がサヨナラ打を放ち、ナインと抱き合う
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 旭川大高が逆転サヨナラ勝ちで、9年ぶりの甲子園に王手をかけた。2点を追う9回1死満塁から2者連続押し出し四球で追いつき、9番・中筋が二塁手の頭上を抜くサヨナラ打。スクイズ失敗直後の一打に「あれ(スクイズ)を決めるのが仕事。もう打つしかなかった」とホッとした。

 倒したい相手だった。旭川実とは昨秋、今春と旭川支部代表決定戦で対戦。2季連続で北海道大会進出を阻まれ、昨秋の一戦は中筋の捕逸が失点に絡んだ。迎えた最後の夏。1年春からマスクをかぶる経験豊富な女房役は今回、準々決勝までわずか1安打だった。決していい当たりではなかったが、16打席ぶりの安打が「三度目の正直」を引き寄せた。

 夏の甲子園7度出場は北北海道勢最多。前回出場09年以来の決勝進出で、聖地が視界に入った。「今日(の試合)の8失点は自分の責任。決勝はしっかり戦う」と中筋。節目の100回大会の出場一番乗りを全力で奪いにいく。(竹内 敦子)

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2018年7月21日のニュース