JR東海“東海対決”制し7年ぶり8強!川本 都市対抗初登板で快投

[ 2018年7月21日 17:48 ]

第89回都市対抗野球大会第9日・2回戦   JR東海(名古屋市)2―0トヨタ自動車(豊田市) ( 2018年7月21日    東京D )

<都市対抗 トヨタ自動車・JR東海>2回2死一、二塁、トヨタ自動車・細山田を三ゴロに仕留めガッツポーズするJR東海先発・川本(撮影・尾崎 有希)
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 “東海対決”を制したJR東海が11年以来のベスト8に進出した。激戦の東海地区を全勝で第1代表になったトヨタ自動車。一方のJR東海は苦しんだ末の第5代表。格上の相手にも亜大から入社3年目のサイド右腕・川本祐輔が見事な投球。8回2死まで3安打に抑え、都市対抗初登板ででっかい1勝をもぎ取った。

 亜大では上から投げていたが、入社した1年目。ライバル西濃運輸の横手投げのエース佐伯尚治投手対策にサイドから打撃投手を務めたところ、当時の青山真也監督から「横の方がスムーズだな」と転向を進められ、そこからサイド・川本が始まった。強敵相手にも「トヨタはみんな打つから、丁寧に投げることを心掛けた。試合前は緊張で吐き気もしたけど、マウンドに立ったら大丈夫。早く点を取ってくれたし。ウイニングボール?しばらくは部屋で眺めますかね」と川本は記念のボールをしっかりバッグに詰めた。

 8回2死一塁で、多木を迎えたところでマウンドを35歳のベテラン秋葉に譲ったが堂々の投球。ストレート、スライダー、フォークの3種類で強打トヨタを抑えた。「明日も投げる準備します」と最後は笑顔で球場を後にした。

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2018年7月21日のニュース