【埼玉】花咲徳栄・清水 完全救援でV3決めた 清宮との教訓生かす

[ 2017年7月28日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権埼玉大会決勝   花咲徳栄5―2浦和学院 ( 2017年7月27日    大宮公園 )

<浦和学院・花咲徳栄>優勝し、清水(左から4人目)の元に駆け寄る綱脇(同3人目)ら花咲徳栄ナイン
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 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会は27日、19大会で32試合が行われた。埼玉大会決勝では花咲徳栄が浦和学院を破り、3年連続出場。エースの清水達也投手(3年)が5―2の7回から救援し、3イニングを5奪三振で完全に抑えた。浦和学院には昨秋、今春決勝でいずれも延長戦の末にサヨナラで敗れ、その雪辱を果たした。28日は12大会で17試合が行われ、7代表が決まる。

 3点リードの7回。マウンドに上がった清水は「どんな点差でも抑える」と気合を入れた。この回3者連続三振を奪うと、9回までの3イニングで5奪三振の完全救援をしてみせた。胴上げ投手となったエース右腕は「最高の気分です」と雄叫びを上げた。

 昨秋、今春の県大会決勝で延長の末にサヨナラ負けを喫している因縁の相手。夏の決勝では初対決だったが、岩井隆監督は「一番自信を持っている継投でいく」と綱脇―清水のリレーを決めていた。その継投が明暗を分ける。5回、浦和学院の継投が崩れ、3連続押し出し四死球などで4点を先制。一方、綱脇が6回に2点を返されると、指揮官はすかさず清水を送り出した。「役目ははっきり分かっていた」と清水。最速146キロの直球にカーブ、フォークを織り交ぜて反撃を断った。

 「自信を持って腕を振れた」。早実・清宮から得た教訓も生かした。今春の関東大会初戦で対戦。救援した清水は清宮の内角を攻めきれず、2本の適時打を許してタイブレークの末にサヨナラ負けを喫した。その後、ブルペンで左打者を立たせて投球練習を重ねたことで制球力がアップ。この日も左打者の内角をことごとく突いた。

 昨夏のエース高橋昂(現広島)からは準決勝後に「頑張ってね」と激励の連絡があった。兄貴分の心遣いがうれしかった。その高橋昂に続く最速149キロを誇るドラフト候補とあってプロ6球団のスカウトが視察。日本ハムの大渕隆スカウト部長は「実戦向き。先発、抑えどちらも適性はある」と評した。

 3年連続の夏。清水は「早実とか強いチームにどれだけ通用するか。自信を持って投げていけると思う」。清宮との再戦を熱望した守護神は一段とたくましさを増していた。 (松井 いつき)

 ▼広島・高橋昂(16年度卒。昨夏にエースとして甲子園出場)知っている後輩が出るので頑張ってほしい。自分も頑張らなきゃいけない。

 ◆清水 達也(しみず・たつや)1999年(平11)11月3日、埼玉県生まれの17歳。小1から野球を始め、深谷藤沢中野球部でプレー。中3秋にはKボール「埼玉スーパースターズ」エースとして全国8強。花咲徳栄では1年夏からベンチ入り。1メートル82、83キロ。右投げ右打ち。

 ◆花咲徳栄(埼玉)1982年創立。女子硬式野球やボクシングも強豪。

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