ソフトB東浜 5年目で初10勝 工藤監督と出会い球威増す

[ 2017年7月28日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―1楽天 ( 2017年7月27日    Koboパーク宮城 )

<楽・ソ>10勝目を挙げ、指とウイニングボールで「10」を作る東浜
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 うれしさより、別の感情が勝った。カメラマンに促され、右手人さし指と左手のウイニングボールで「10」をつくるソフトバンク・東浜は終始苦笑い。自身初の2桁勝利だが、感慨はなかった。

 「5年目で(初2桁勝利)というのは恥ずかしい気持ちがあります。悔しい思いもたくさんしてきました」

 昨季の9勝を7月で超え、リーグトップタイ。7回1/3を5安打1失点に抑え、2桁勝利7度の岸に投げ勝った。22個のアウト中、17個がゴロ。右足の親指に「初めて」というまめができたため98球で降板したが、完投も狙えるペースだった。

 「蹴り足がしっかりして、球に力があった」と工藤監督。好調さゆえの負傷といえた。工藤監督と出会い、3年目。週3度の過酷なトレーニングは欠かさず、今季からメニューを3種類増やして球威が増した。

 デビュー以来5戦5敗、防御率5・86だったKoboパーク宮城での初勝利。チームの楽天戦連敗を3で止めた。ゲーム差は再び1・5。熱パを終わらせるわけにはいかない。 (福浦 健太郎)

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2017年7月28日のニュース