なぜ?阪神の今季ホーム開幕戦は京セラドームなのか

[ 2017年4月4日 19:24 ]

 阪神の今季ホーム開幕戦は、京セラドーム大阪で開催される。お膝元である関西の虎党にとっては、待ちに待った日。ただ、ここで一つ、気になることが…。およそ2週間にわたって熱戦を繰り広げたセンバツ高校野球は、1日に閉幕した。すでに、本拠地・甲子園球場は空いている。それなら節目のホーム開幕は、甲子園で開催するのが道理。それなのに、なぜ、京セラドーム大阪が舞台に選ばれたのだろうか。

 まず思い浮かんだ理由は「センバツの予備日」だった。今年も雨天中止と引き分け再試合2試合があったことで大会日程は2日間順延した。季節の変わり目である春の天候は読みにくい。だから最悪の事態を想定して、ホーム開幕戦は京セラドームで、ということになったのか…などと推測を重ねてみた。だが決定的な答えには至らない。そこで阪神の球団幹部に疑問をぶつけてみた。すると意外な「基準」が存在することが判明した。

 「球場側との話し合いで、高校野球の終了日からプロ野球公式戦の開催日まで、できるだけ中5日は空けたいということになっているんです」

 甲子園は、プロ野球開催時と春夏の甲子園大会開催時の装いが大きく異なる。例えば甲子園大会期間中は球場正面に全出場校の校旗が掲示されていたり、球場外周にも高校野球関連のパネルが掲示されている。アルプス席も、各校応援団が応援しやすいよう一部の席が撤去されている。そして連日の複数試合で荒れたグラウンド…。それらを整備し、プロ野球仕様に戻すには、5日間は欲しいというわけだ。

 同幹部によると、かつて複数の台風の直撃を受けて大幅に大会日程が順延した夏の甲子園大会後に、日程上、中3日でのプロ野球開催を余儀なくされた年があった。その時は、どうしてもアルプス席の一部の整備まで手が届かないまま、公式戦を強行。その反省から、改めて「中5日」が理想の基準になったという。

 多くの球数を投げた先発投手に中5日や中6日の登板間隔が必要なように、甲子園球場にもベストコンディションを整えるための期間が必要。その「中5日」が、今年のホーム開幕戦開催地の決め手だった。(記者コラム・惟任 貴信)

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