開幕3戦計24失点…藤浪“投壊”ストップへ「気負わず背負わず」

[ 2017年4月4日 08:10 ]

セ・リーグ   阪神―ヤクルト ( 2017年4月4日    京セラドーム )

藤浪はヤクルト戦に向け調整する
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 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が3日、甲子園球場での投手指名練習に参加し、4日のヤクルト戦(京セラドーム)での快投を期した。

 ホーム開幕戦を任された今季初登板を前に「気負わず」「背負わず」と5年目の新境地とも感じられる言葉で決意表明。広島との開幕3連戦で計24失点した“投壊”に歯止めをかけるべく、ヤクルトに過去3年で7勝無敗の好相性も背に淡々とアウトを積み重ねていくつもりだ。

 肩の力を抜いても、弱々しさは感じられない。勝利への熱い思いは胸の奥底にグッとしまい込んだ。藤浪は程よい緊張感も漂わせ、冷静に初陣のマウンドを見据えた。

 「1年の最初なんで良いに越したことはない。ただ、気負いすぎず、背負ったりしないように、淡々と投げられるようにしたい」

 プロ5年目でたどり着いた新境地―。強調したのは「自然体」だ。高卒1年目から先発陣の中心として戦い続けてきた若きエースの言葉としては意外にも聞こえた。

 「ルーキー、2年目とは話が違うけど、プロ4年目、5年目でまだ23歳。今の(大卒)ルーキーと同じ。チームのことを考えすぎて背負いすぎないように。考えすぎると(投球が)甘くなる」

 昨季は4年目で初めて2桁勝利を逃し、自己ワーストの7試合連続勝ち星なしの苦闘も経験。「圧倒的な成績を残せるように」と心機一転で臨む今季へ、“静かな”決意表明だ。

 敵地での開幕3連戦で計24失点し、ブルペンは連日総動員。すでに4投手が連投を経験するなど疲弊している。1イニングでも長く、マウンドを守ることが1週間の初戦を託された男の役割。気負って背負っても、おかしくない状況だけに、いきなり真価が問われる。

 「できれば7、8回投げていきたい。シーズンの目標として、200イニング以上と言っているので、コンスタントに投げないと届かないんで。伸ばしていきたい」

 後輩たちの躍動も大いに刺激にした。母校・大阪桐蔭の選抜制覇に「自分の学校が優勝することは誇り。素直におめでとうと言ってあげたい」と表情を緩め、恩師・西谷浩一監督にも前日2日に電話を入れて「おめでとうございます」と祝福。「せっかくなんで春夏連覇してもらいたい。全国で唯一、連覇のチャンスをもっているので」と自身も成し遂げた快挙に期待を寄せた。

 「自分の中でしっかりしてきたつもり。きっちり、やることをやってきた。後は試合でどう出るか。良いパフォーマンスが出るかに尽きる」

 先のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では登板機会に恵まれず、難しい調整を経た注目の初登板。気負わず、背負わなくてもいい。若きエースは静かに淡々と猛虎を救ってくれるはずだ。(遠藤 礼)

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