中田 反応で打ったV18号 「一本足」と「すり足」使い分け

[ 2014年7月31日 05:30 ]

<ロ・日>3回無死一塁、中田は左越えに2ランを放つ

パ・リーグ 日本ハム6-2ロッテ

(7月30日 QVC)
 ドンピシャだった。日本ハム・中田は軸となる右足に体重を乗せて、左足を高々と上げた。1―1の3回無死一塁、古谷が投じた初球だった。チェンジアップを引きつけ、鋭く振り抜いた打球は左翼席中段へ突き刺さった。

 「チェンジアップを狙っていたのではなく、反応でしっかりと打てた」。決勝の18号2ラン。中田は胸を張ってベースを回って本塁を踏むと、出迎えた大引と右腕をクロスさせながらぶつけた。勢い余ってよろける先輩を見て、表情も緩んだ。

 球宴後は8試合で33打数11安打、3本塁打、11打点。打率も・279まで持ち直してきた。その要因が、初回1死二、三塁からの先制適時打。フルカウントからチェンジアップを左前に運んだが、この打席では左足を上げず、コンパクトにはじき返した。

 左翼から一塁方向に流れる幕張の潮風もあって、中田は「ボールの変化の仕方がいつもと違った」と振り返る。そんな状況を考えて「一本足打法」でなく、「すり足打法」を選択した。「追い込まれていたし、軽打でもいいから先制点を取りたかった」。試合前には母校・大阪桐蔭の3年連続の甲子園出場の報が届いたが、後輩を祝福するかのように3打点。リーグトップの打点を67に伸ばした。本塁打もオリックス・ペーニャに4本差と迫り、「2冠」も射程圏だ。

 「主役が打つと試合が落ち着かせられるね」と、3連勝に栗山監督の頬も緩む。それでも4番は「勝たないと意味がない。そういう気持ちで選手はやっている。勝ちだけにこだわっていきたい」と口元を引き締めた。

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