広島・菊池 攻守に見せた!野村監督「キクのプレーがなかったらゾッとする」

[ 2014年7月31日 05:30 ]

<広・中>3回1死一、三塁、菊池は中越えに逆転3ランを放つ

セ・リーグ 広島9-2中日

(7月30日 マツダ)
 広島の菊池が持ち味とする「思い切りのよさ」を存分に発揮した。まずは会心の一撃だ。

 「人生初のバックスクリーン。サイコーです!」。1点を追う3回1死一、三塁、中日先発・浜田の外角高めスライダーを、バックスクリーンへ逆転6号3ラン。

 守備では6点リードの4回。2死二、三塁で松井雅の一、二塁間へのゴロは普通なら右前打。それを横跳びで刺し反撃を許さなかった。

 抜ければ塁上に走者が残り、投手・浜田に代打が送られる場面。「キクのプレーがなかったらゾッとする。チームを救うビッグプレーだった」と野村監督は絶賛した。

 殊勲の菊池は「意味のある勝利だと思う。1戦1戦が大事。ゲーム差が詰まっているので、勝てば(順位が)上がるし、負ければ落ちる。これからも日々、全力でやりたい」ときっぱり。赤ヘル恒例の「ピースナイター2014」は、大勝で中日を突き放した。

 ▼広島・堂林(プロ5年目で初めて1試合5安打)打球方向を意識せずに打ち返せた。いいきっかけになると思う。

 ≪堂林5の5≫堂林(広)が初の5安打固め打ちで、今季初の猛打賞。5月28日のロッテ戦では丸も5安打を放っており、広島で年間2人以上による1試合5安打は、04年に嶋、シーツ、野村で記録して以来10年ぶりだ。この日の堂林は4安打を浜田と岡田の左腕からマーク。昨季は左投手に93打数19安打、打率・204と苦戦したが、今季は51打数19安打、打率・373と打ち込んでいる。

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