実況アナも「一体何が起こったのだ?」珍しいダブルプレー成立

[ 2014年7月31日 15:29 ]

三本間に挟まれたパイレーツのガビー・サンチェスはパブロ・サンドバルにタッチされる (AP)

ナ・リーグ パイレーツ5―7ジャイアンツ

(7月30日 サンフランシスコ)
 30日にサンフランシスコで行われたジャイアンツとパイレーツとの一戦で、実況アナウンサーが思わず「一体何が起こったのだ?」と叫んだプレーが起こった。

 5―4とパイレーツ1点リードの6回、1死二、三塁の場面でクリス・スチュワートが四球を選び、満塁でチャンス拡大と思った次の瞬間、二塁走者のトラビス・スナイダーが何を思ったか三塁へ歩き始めた。

 捕手からの返球を受けた投手のジーン・マチは当然スナイダーをアウトにするべくショートのブランドン・クロフォードに送球。二塁走者のスナイダーはクロフォードにタッチされアウトとなり、そのプレーの間にホームを陥れようとした三塁走者のガビー・サンチェスも三本間に挟まれた。

 ショートのクロフォードからホームのカバーに入っていた投手のマチに送球されたボールはサードのパブロ・サンドバルに渡り、そのサンドバルが三塁走者のサンチェスをタッチ。“1-6ー1-5”という珍しいダブルプレーが成立した。

 パイレーツはその後ジャイアンツに逆転を許して敗戦。試合後、二塁走者のスナイダーは「100%自分のミス」と肩を落とし、クリント・ハードル監督も「四球の場面でのダブルプレーなんて初めて見たよ。スナイダーは一塁に走者がいると思ったのかな」とあきれ顔だった。

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2014年7月31日のニュース