大阪桐蔭「KK」以来の大阪3連覇“先達”PL撃破で8度目切符

[ 2014年7月31日 05:30 ]

<大阪桐蔭・PL学園>PL学園を下し、甲子園の切符を手に入れ大喜びの大阪桐蔭ナイン

第96回全国高校野球選手権大阪大会決勝 大阪桐蔭9―1PL学園

(7月30日 舞洲)
 第96回全国高校野球選手権大会(8月9日から15日間、甲子園)の地方大会は30日、4大会で決勝が行われ、大阪大会は大阪桐蔭が9―1でPL学園に圧勝。桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」を擁した83~85年のPL学園以来となる史上2校目の3連覇を達成した。31日は愛知大会で決勝が行われ、全49代表校が出そろう。

 圧倒的な打力で大阪を制した。29年前に桑田、清原の「KKコンビ」で3連覇を果たしたPL学園を完膚なきまでに叩きつぶした。2回に6本の長短打を集め、一挙5得点。6回には4番・正隨(しょうずい)の今大会3本目となる2ランで勝利を決定づけた。13安打9得点。西谷浩一監督は頼もしげに見つめた。

 「選手が代わる中で(優勝を)つないでくれたことがうれしい。(PLは)何度も何度もやられてきたチーム。そのPLに勝たせていただき、OBも喜ぶと思います」

 春夏連覇を果たした一昨年の藤浪(阪神)や昨年の森(西武)のような傑出した選手はいない。そのチームを引っ張ったのが、主将の中村だ。3回戦・大冠戦で顔面に死球を受けて鼻骨骨折したが、1試合休んだだけで復帰。この日も「1番・左翼」で3安打1打点をマークし、9回の中前打では一気に二塁を陥れ、頭から滑り込んだ。「全国的に逆転の試合が多い。何があるか分からないので」と汗を拭った。

 昨秋の大阪府大会では4回戦で履正社にコールド負け。屈辱的な敗戦を受け、冬場はロングティーやウエートに時間を割いた。全ては3年連続の夏切符をつかむため。

 中3時に陸上400メートルで全国大会優勝の実績もある中村は誰もが認める心優しき男。中学時代には内閣府の「心の輪を広げる体験作文」で最優秀賞の内閣総理大臣賞も受賞している。タイトルは「友から学んだこと」。障害がある友人について書いたものだ。西谷監督も「気配りもできる」と絶対的な信頼を寄せる主将は「スター選手はいない。だからこそ、束になって戦う」と言った。

 偉大な先輩たちに続いた。今年のチームは「結束力」を武器に、甲子園に乗り込む。

 ▽KKの大阪大会3連覇 桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」が入学したPL学園が83~85年に達成。83年は決勝で桜宮を下し、甲子園では3季連続優勝が懸かった池田(徳島)を破るなど、夏は2度目の全国制覇。84年は決勝で大産大付を下し、甲子園決勝では取手二に敗れ準優勝。85年は東海大仰星を下し、甲子園決勝では宇部商に4―3で競り勝ち、2年ぶりの日本一を達成した。

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