大谷翔平　本拠開幕戦でマルチ安打デビュー「敵の時は怖いけど味方の時は頼もしい」ファン声援に感謝

ナ・リーグ   ドジャース7－1カージナルス （ 2024年3月28日    ロサンゼルス ）

＜ドジャース・カージナルス＞名前をコールされた大谷は声援に応えながらスタジアムに姿を現す（撮影・白鳥　佳樹）
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　ドジャースの大谷翔平投手（29）が28日（日本時間29日）、本拠地開幕戦となったロサンゼルスでのカージナルス戦に「2番・DH」で先発出場。3打数2安打でマルチ安打をマークした。

　試合後は「まず勝てて良かったですし、自分の打席も落ちついて入れたので良かったかなと思います」と小さく微笑んだ。

　エンゼルスとのオープン戦3連戦は快音が出なかったものの本拠デビュー戦でいきなりマルチ安打という活躍に「ボールもよく見えてると思いますし、比較的に冷静に入れてるので、切り替えてというか明日もこのまま臨めたら」と語った。

　そして、満員のファンで埋め尽くされたドジャースタジアムでのプレーに「敵の時は怖いですけど味方の時は頼もしい」と喜び「これだけ入ってもらってすごくやりがいというか、自分の打席でも大きい声援をもらって、気合が入りました」と感謝した。

　2戦目以降に向けて「まだ開幕したばかりなので、今日の勝ちはうれしいですし、切り替えて明日に臨みたいと思います」と気を引き締めた。

　大谷は初回無死一塁の第1打席で二塁打。二塁ベースを回ってオーバーランし、走塁死となったものの1死三塁と好機を広げ、フリーマンの先制打を呼び込んだ。

　3回の第2打席は四球で出塁すると、フリーマンの2ランで生還。5回１死の第3打席は痛烈な打球を右前に運び、マルチ安打をマーク。7回の第4打席は空振り三振だった。

　試合はドジャースが初回にフリーマンの右前適時打、マンシーの右犠飛で2点を先制。3回にはベッツ、フリーマンに一発が飛び出し3点を加えた。先発・グラスノーも6回1失点と試合をつくり、投打がかみ合ったドジャースが本拠開幕戦を白星発進した。

　試合前のセレモニーでは「ショーヘイ・オータニ！」とコールされると、一番の歓声を浴び手を振ってグラウンドに入った。