中日悪夢…ミス絡み大逆転負け 遊撃ロドリゲス2失策 中田の移籍1号空砲に ヤクルト8回に5得点

[ 2024年3月29日 21:42 ]

セ・リーグ   中日4-7ヤクルト ( 2024年3月29日    神宮 )

<ヤ・中>8回、村上の打球を落球するロドリゲス(右)(撮影・久冨木 修)
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 昨年5位、6位と辛酸をなめたヤクルト―中日の開幕戦は、手に汗握る好試合となった。

 先手を奪ったのは中日だ。初回、2番に入った田中がヤクルト先発のサイスニードからプロ初安打となる右前打で出塁。1死一塁で、3番・高橋がフルカウントから三塁線を破る適時二塁打を放って先制した。

 さらに同点の5回には中田が移籍1号となる勝ち越し弾。コンディション不良のためオープン戦最後の2試合を欠場した“ぶっつけ開幕4番”だったが、見事に一発回答を見せた。中田はこれで山内一弘以来、56年ぶり2人目となる3球団での開幕戦本塁打となった。

 ヤクルトも相手遊撃ロドリゲスの失策が絡んだ3回に西川の中犠飛で同点。さらに6回にもサンタナの中犠飛で同点に追いつくが、中日は7回に高橋がこの試合2本目となる適時打で再び勝ち越しに成功した。

 リードした中日は7回を3番手・清水が1番・塩見から3者凡退。8回を松山、9回を絶対的守護神・マルティネスと勝ちパターンで終えるはずが悪夢が待っていた。

 8回先頭、村上の打球は高々と上がった平凡なフライだったが、遊撃ロドリゲスがこの日2つ目の失策。そこから無死一、二塁とされると、サンタナが右中間を破る同点適時打。さらに松山が暴投する間に、三塁走者・武岡が生還してヤクルトが逆転に成功する。さらに西川の適時打なども飛び出し、この回5点を奪った。

 中日は9回に無死満塁の大チャンスを迎えるが、中田の大飛球を左翼・西川が好捕。犠飛の1点のみで防ぎ、ヤクルトが逃げ切った。

 2年連続最下位の中日。今季オープン戦はソフトバンクと並んで1位タイだったが、ペナントレースは暗雲の船出となった。

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