【落合×福本豊対談】落合氏 「カーンじゃなくコンッ」 他の選手とは違う福本氏の打球音

[ 2024年4月22日 17:35 ]

対談後に記念撮影をする落合博満氏(左)と福本豊氏(撮影・大城 有生希)
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が22日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第7回目として、当時世界記録だったプロ通算1065盗塁を誇る「世界の盗塁王」こと福本豊氏(76)をゲストに招いて対談を行った。

 落合氏は自身の見解として「福本さんのバッティングって打球音が違うんですよ。コンって音する」と指摘すると、福本氏は「木が重たいから。要は芯で捉える確率を高くしろって。だからこういう(重い)バットを使って」と明かした。

 福本氏は「重たかったらいい木があるって言ったらおかしいけど」と話すと、落合氏も「重たいバットはいい木があるんですよ」とうなずいた。福本氏は「そういう関係もあったんちゃうかな」と重量バットはいい木材があったと説明した。

 落合氏は福本氏の打球音について「カーンじゃないんだよ。コンッっていう音ね」と違いを説明した。福本氏は「フリーバッティングしとっても、うれしいですね。いい音してたら。これやっぱり、木ええわ言いながら」と笑顔で話した。

 落合氏は1985年6月15日からの阪急―ロッテ2連戦(松江)で阪急が2試合連続サヨナラ本塁打を放って勝利した試合を思い出話に挙げた。1試合目は福本氏の自身12年ぶりのサヨナラソロ本塁打で、2試合目は山森雅文氏の逆転満塁サヨナラ弾だった。落合氏は「ロッテと阪急戦で島根かなんかでサヨナラホームラン」と話すと、福本氏は思い出したように「あった。あれ、ライトにものすごく風が吹いてた。アウトコースのシュート気味のボールをうまいこと引っ張り込んでね。あれは覚えてますよ」と興奮気味に振り返った。

 落合氏は「(第2戦の)ピッチャーは確か仁科(時成)さんですよ」と話すと、福本氏は「嫌やったなあ、仁科。(下手投げで)タイミングがほんま(取りづらい)。あんまり打ってないけどね」と懐かしそうに回想。落合氏も「必ず(カウント)3―2までいくピッチャーでね」と話すと、福本氏も「イライラする。長いこと。投げたらふわ~っとくるから、見過ぎて詰まるの悔しい」と振り返った。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月22日のニュース