阪神・佐藤輝 初の開幕アーチ狙う 開幕戦は通算打率・417と好相性「楽しみの方が多い」

[ 2024年3月29日 05:15 ]

打撃練習する阪神・佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 いざ、初の開幕弾――。「5番・三塁」で出陣する阪神・佐藤輝が、4年目にして初のオープニングアーチに狙いを定める。開幕戦は過去3年で通算打率・417(12打数5安打)、2打点と好相性で、昨オフから習得に取り組む「MLB打法」も完成。進化を遂げた虎の主砲が、阿部巨人との「伝統の一戦」でド派手な一撃を見舞う。

 「すごい楽しみですね。(不安より)楽しみの方が多い」

 昨年12月、新打撃フォームの習熟を目指して「ドライブライン・ベースボール」で武者修行。キャンプ、オープン戦と体に染み込ませてきた「MLB打法」も完成の域に達し「今年は“これでいこう”というものはある」と断言する。この日の前日練習でも普段通りの豪快な打棒を披露。無人のスタンドへ次々と、軽々と放り込み、35スイングで9本の柵越えをマークした。目の前に迫った晴れ舞台へ、準備は万端。成果を見せるときが来た。

 「できることはやったと思う。それを後はしっかり出せるか、やれるかどうか。1年を通して、やっていきたいと思います」

 ルーキーイヤーの21年はプロ初打点となる犠飛を放ち、22年は3安打、昨年も2安打した。佐藤輝は毎年、開幕戦で結果を残す。連覇を期す今年は、華麗な放物線で彩る。(八木 勇磨)

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