オリックス宮城 7回途中9Kも3失点で降板 山川に痛恨勝ち越し被弾…吉田輝星が移籍後初登板で好救援

[ 2024年3月29日 20:01 ]

パ・リーグ   オリックスーソフトバンク ( 2024年3月29日    京セラD )

<オ・ソ>7回、KOで降板となり、マウンドでガックリの宮城(中)(撮影・椎名 航)
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 オリックスの宮城大弥投手(22)が29日、入団5年目で初の開幕投手を務め、7回途中6安打3失点で降板した。

 3年連続投手4冠の大エース・山本由伸がドジャース、昨季11勝の山崎福也が日本ハムに移籍した先発陣を引っ張る左腕。「できれば、ハイクオリティー(・スタート=7回以上自責2以下)だったり、もっと高いところを目指したいですけど、できることを目いっぱいやりたい」と意気込んでいた。

 今春の実戦5戦計16イニング無失点と万全の状態で開幕戦に臨んだ宮城だったが、初回いきなり失点。1死から2番・今宮に153キロ直球を捉えられ、右中間を破る三塁打を浴びると、続く柳田に右犠飛を打たれて先制を許した。

 しかしその後は走者を出しながらも持ち味を発揮。4回には先頭の柳田に二塁打を打たれながらも続く山川、近藤を直球で連続三振斬り。栗原も152キロの直球で投ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。

 6回までに9三振を奪う力投を披露していた宮城だったが、1―1の7回に痛恨の一発を被弾。先頭の山川に150キロの直球を右中間スタンドへと運ばれた。四球と栗原の右前打で1死一、二塁とし、甲斐に左前適時打を許して3点目を失い、7回途中102球、6安打3失点9奪三振でマウンドを降りた。

 2番手で昨オフにトレードで加入した吉田が移籍後初登板。1死一、二塁から牧原を二ゴロ、周東を見逃し三振に打ち取った。

 チームは2012年から開幕戦10連敗だったが、22年に山本で“負の歴史”にピリオドを打つと昨季はプロ初登板で開幕投手に抜てきされた山下の好投もあって西武に3―2で勝利。しかし京セラドームでの開幕戦では金子千尋が完封した10年以来白星がなく、宮城に14年ぶりの本拠地開幕勝利が期待されていた。

 ▼宮城 なんとか出来ることを必死にやっていこうと思ってマウンドに上がっていました。(7回の)ホームランを許してしまったこともそうですが、その後の四球や、ランナーを残してマウンドを降りることになってしまったところを反省しなければいけませんし、もうひと踏ん張りできなかったことが悔しいです。

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