日本ハム・新庄監督「うれしくて仕方ない」 就任後開幕戦初白星に喜び!「この20試合が本当に大事」

[ 2024年3月29日 22:51 ]

パ・リーグ   日本ハム4ー1ロッテ ( 2024年3月29日    ZOZOマリン )

開幕戦を勝利で飾りファンに手を振る新庄監督(撮影・村上 大輔)
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 日本ハムの新庄剛志監督(52)が就任3年目にして初となる開幕戦白星発進。敵地ZOZOマリンでのロッテ戦を4ー1で制し、球団としては19年以来(○7ー3オリックス)5年ぶりの開幕戦勝利。2年連続最下位からの巻き返しを期待させる“大航海”へと乗り出した。開幕戦初白星を飾った新庄監督の一問一答は下記の通り。

 ――開幕戦を振り返って
 「いや~良かったね。一回から伊藤君のオーラや落ち着きようは、去年と全然違くないですか? 安心感だらけ。きょうの伊藤君はでかく見えましたね。良かった。球数は今年に関してはあまり気にしないですけど、100球で。マーフィー、金村君といって、田中正義君。きょうは早く地に足を付けさせたいとうことで、投げさせました」

 ――開幕戦の勝利は5年ぶり。

 「5年前、俺はバリにいたからね。あまり関係ないかな(笑)。バリで犬の散歩をしてたので、ちょっと分からないです」

 ――先制の場面は水野、田宮と若手が起用に応えてくれた。

 「キャンプ中からずっと、水野君と田宮君に期待してた。きょう活躍してくれそうな気がしていた。奈良間君はちょっと気合が入ってなかったので、1回わざと(ファームに)落としたんですよね。そこで(開幕戦の)小島君に合わせて連れ戻そうと心は決まっていたので。それを本人に言ったら、涙目で『やります』っていう顔をしていましたね」

 ――松本剛の適時打は。

 「あのタイムリーも素晴らしかったけど、1球目にセーフティーのサインを出して、打てのサインに切り替えても、また自分でやるっていうね。こういうプレーをどんどん他の選手もやってもらえたら、ああいう風に点につながるし、勢いもついてくる。すみません。インプラントが…。1週間待ってください」

 ――レイエスにも一発が出た。

 「素晴らしかったね! 打ちっ放しの5番アイアンぐらいの打球。本人が1番うれしかったと思うし、その前の内野安打がなかったら、あのホームランは出てないですよ。あのときめちゃめちゃ足速かった」

 ――良いスタートが切れた。

 「めちゃくちゃ良かったです。五回までに先に点を取って、投手で逃げ切る。この野球ができたら、すごく面白いチームになると思う。ずっとこういう訳にはいかないと思うけど、この流れで開幕ダッシュをしたいという願望はあります」

 ――昨日は選手たちが爆発してくれる予感がすると話していた。

 「きょう負けていたら、143分の1じゃないですか?って言ってたけど、この1勝はめちゃくちゃでかい(笑)。本当にでかい。(コメントを)2つ用意してたので」

 ――強い勝ち方。やってきたことが出てきた。

 「本当にこの流れでね。五回までに点を取って、投手が抑えてくれて、勝ってくれたら勢いがつきそうだなとベンチの中で考えていた。田中君が投げ始めて、もしかしてこれ、一発出る?みたいな感じが去年はあった。今年、きょう抑えたことによってポンッとレベルが上がる。いい場面でしたね。本当は3対0の場面にしようと思ったけど、きょうの練習中に聞いたら『何点差でも投げたい。1回投げておきたい』って。きょう全員投げさせたいぐらいでしたけど、良いぐらいの点数だったので。あとは金村君の安定感も素晴らしいですよね。12連投ぐらいしてもらいたい(笑)」

 ――開幕戦の重みを、どう感じていた。

 「今年に関しては、この開幕戦を取らないと乗っていけないかな?というぐらいの気持ちでした。今年は必死だし、恩返し。僕を監督にしてくれた恩返し、責任を今年は果たしますという気持ちは、キャンプ中からあった。うれしくて仕方ないですね」

 ――3年目に何かを起こすのが新庄監督。

 「もうちょっと待って。もうちょっとしたら、俺も乗ってくるから。1試合だから。あしたどうなるか分からないし」

 ――水野、奈良間、田宮の下位打線は前から決めていたか。

 「決めていましたよ。左、左、左にならないように。打ってくれそうな気がしたんですよ、小島君に関しては。良い変化球を持っていて、右打者は打ちづらいイメージがあった。左、左でも良いと思ったけど、奈良間君が2軍で左投手から良いバッティングをしていたので」

 ――開幕戦前に選手たちに何かを伝えたか。

 「言ってない、言ってない。去年、言って負けたから。俺、あまりジンクスを持たないけど、今年は去年と真逆のことをしてみようと思って」

 ――田宮を開幕スタメンに使った決め手は。

 「キャンプの中盤から田宮君で行こうと決めていた。彼が僕の思うような活躍をしてくれて。(開幕スタメンを)つかんだっていうことですね」

 ――投手との相性ではなく決めた。

 「去年の相性、データはあまり見ないですね。今年は今年。新たに自分たちでデータを覆すデータをつくってほしいと思う。全然打ってなくても、今年は成長してガンガン打つかもしれないから。(データを使うのは)来年からですよ、もし良い終わり方をしたら」

 ――貯金1。初めての貯金生活は。

 「お~! 最高やね。1位だもん。気分良いです。この20試合が本当に大事になってくる。若い子たち、ニューヒーローたちが、この20試合ですごい成績を残せば、ノリノリで突っ走ってくれる気がするんですよ。この流れで、あしたは加藤(貴)君がやってくれると思う」

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