中央学院が初4強　1番・青木「出来過ぎ」新バット初1試合3長打4打点、相馬監督「最高だっぺ」

第96回選抜高校野球大会第9日準々決勝   中央学院 5―2青森山田 （ 2024年3月28日    甲子園 ）

＜青森山田・中央学院＞6回、中央学院・青木は二塁打を放つ（撮影・北條　貴史）
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　快進撃を続ける中央学院の1番・青木勝吾（3年）が大当たりだ。決勝打を含む3安打4打点。低反発の新基準金属バットが導入された今大会での1試合3長打は初めてだ。

　「出来過ぎですね。毎打席出塁することだけを心がけている結果です」

　2回、同点としなおも2死一、二塁で、左翼線へポトリと落とす勝ち越し2点二塁打から、青木劇場が始まった。4回は左越え2点二塁打し、6回も中越え二塁打と2本は外野手の頭を越えた。

　3試合で10打数6安打の打率6割ジャストで、二塁打4本、三塁打1本で単打は1本のみ。相馬幸樹監督は「最高だっぺって感じ、千葉弁で言うと。素晴らしかったです。本当に頼りになりました」と称えた。

　甲子園初勝利から一気に初の4強入り。千葉県勢の選抜4強は19年準優勝の習志野以来5年ぶりだ。「次は高校野球をやっていれば誰もが知っているチーム。でも自分たちは泥くさく、食らいつく野球で勝ちにいきたい」と青木。報徳学園との準決勝を勝ち抜き、千葉県勢初の春の頂点を目指す。（村井　樹）