巨人・戸郷翔征 初の大役で猛虎打線を6回零封 勝利投手の権利を得て降板

[ 2024年3月29日 20:29 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2024年3月29日    東京D )

<巨・神>6回を終えた戸郷 (撮影・西川祐介)
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 巨人の戸郷翔征投手(23)がプロ6年目で初の大役を務めた阪神戦(東京D)で6回4安打無失点と好投。今季初勝利の権利を得て降板した。

 初回に森下、大山の3、4番コンビをともに直球で連続三振に仕留める好発進。だが、3回には1死から近本、中野の連続安打で一、二塁とピンチを招くなど3回途中で早くも被安打4となった。

 だが、このピンチで森下に右中間への痛烈な打球を打たれるも、これを右翼を守る35歳の梶谷がダイビングキャッチする超ビッグプレーで併殺も成立させ、ピンチ脱出。味方打線の援護を待った。

 すると、0―0のまま迎えた5回だった。巨人打線は先頭の吉川が放った右翼フェンス直撃の二塁打を足場に1死三塁とし、新人・佐々木の遊ゴロで先制。さらに梶谷に1号2ランが飛び出して3―0とリードした。

 直後の6回、戸郷は1死から森下に四球を与えるも無失点。この回までにジャスト100球を投げており、ベンチに戻ると阿部監督が“お疲れさん”とばかりに戸郷と握手した。

 直後に打線が2死一、三塁のチャンスを築くと、阿部監督は戸郷に代打・長野を起用して降板となった。

 戸郷の投球内容は6回で打者23人に対して100球を投げ、4安打無失点。5三振を奪い、与えた四球は2つ、直球の最速は148キロだった。

 ▼戸郷 開幕戦という重要な試合で、何より無失点で抑えられたことが一番良かったです。課題もありますが、シーズンを通してつぶしていけたらと思います。

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