ロッテ・吉井監督「小島の1番欠点」「1つ間違えれば」 5回3失点黒星の開幕左腕に課題と期待

[ 2024年3月29日 23:12 ]

パ・リーグ   ロッテ1ー4日本ハム ( 2024年3月29日    ZOZOマリン )

<ロ・日>3回、松本のバント処理の判定にリクエストする吉井監督(撮影・村上 大輔)
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 ロッテは5年ぶり本拠地ZOZOマリンでの開幕戦で日本ハムに1-4で敗れ、吉井理人監督(58)は就任以来2年連続で黒星発進となった。試合後、吉井監督が取材に応じた。一問一答は下記の通り。

 ―小島は5回3失点。3回に先制された場面は
 「内野も後ろ下がってたんで、一旦諦めてすんなりいってほしかったんですけども、1点やりたくない気持ちが強くて、結果的にピンチを広げてしまう。2点で収まったんで良かったんですけども、1つ間違えればビッグイニングの典型的な形。あれが小島の1番欠点ですよね。自分がちょっと引いちゃった時に、慎重になりすぎて、結局カウント悪くして重い空気を作ってしまうところがあるんで。それ以外は良かったんで、次にまた期待したいと思います」

 ―慎重になりすぎる部分は、去年も監督が指摘していたが、そこで2失点に抑えたところは成長?
 「とも言えるかもしれないです。そうですね。はいはい、そうです。ありがとう」

 ―打線は伊藤投手に苦しめられた
 「そう簡単に打てるピッチャーじゃないので。何人かの選手はカウント深く球数投げさせてくれて、良い攻撃はしてくれたんですけども、相手が一枚上で、うまく風を使ってスライダー、風がなくなるとチェンジアップと、うまい具合に切り替えられたんで、そこを捉えられなかったです」

 ―最後に1点返せたっていうのは明日以降につながるか
 「どうなんですかね」

 ―5回は満塁のチャンスでソトに回せた
 「そうですね。攻撃としてはこちらが望んでる形になったんで、打つ打たないはもうホントしょうがない。そこまではみんな頑張ってくれたと思ってます」

 ―藤岡は捻挫してからオープン戦で結果が出ていなかった。
 「藤岡に関しては全く心配してなかったんで。オープン戦帰ってきてからも、ヒットにはなってないけども、スイングなんか見てても全然大丈夫だったので、今日のヒットがどうのこうのではなく、期待通りの、予想通りの活躍をしてくれたと思ってます」

 ―1番に起用したっていうのは
 「1番打つからです」

 ―著書に書いていた期待OPSの順?
 「はい。その順ではないですけども、それプラスこちらの期待」

 ―今後も藤岡を1番で起用する?
 「そうですね。1番、2番。出塁率も高い選手なんで、ヒットも打つし、スリーツーカウントになることが多い選手なんで、1番、2番で頑張ってほしいなと思ってますが、チーム事情でもしかしたら(走者を)返す役に変える可能性も。これは1つの案として、やるかやらないかわかんないですけど、それも考えてます」

 ―今日は2番・ソト、3番・ポランコ、4番・山口の並び。ソトを2番にした意図は?
 「藤岡が塁に出る率が高いのでで、その後に長打打てる選手を並べておいたら得点の可能性が高くなるかなと思って、そうしました」

 ―初回の攻撃は狙い通り
 「あの並べ方はやっぱりビッグイニングを狙った並べ方なので、球数を投げさせたのは最低限の○です」

 ―望んでいるのはビッグイニング?
 「初回はビッグイニング狙いで。なかなかならないですけどね」

 ―山口が初めて開幕4番に入った。よく打つからでななく、4番目の打者?
 「そういうことですね。でも、ゆくゆくは本当に外国人を挟んで3番外国人、4番山口、5番外国人みたいな、そういう打順にしたいなとは思っています」

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