大谷 WBC初戦の中国戦に向け「初回の入りからしっかり集中」二刀流は「もちろん十分出たい」

[ 2023年3月9日 05:05 ]

WBC1次ラウンドB組   日本-中国 ( 2023年3月9日    東京D )

会見する大谷(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は8日、台湾・台中で開幕した。9日に中国と初戦を行う侍ジャパンはこの日、東京ドームで前日練習を実施。大谷翔平投手(28)が先発投手兼DHとして投打の二刀流で出陣する。少年時代から憧れていた夢舞台で、世界一を懸けてプレーするのは初めて。球界の常識を覆してきた右腕は、規格外の自らのために設けられた「大谷ルール」の下、世界最高峰のマウンドへ上がり、打席に立つ。連覇した09年の第2回大会を最後に、14年間遠ざかっている真の野球世界一という頂。列島の期待を一身に背負って、跳べ!大谷!夢の向こう側へ。

 【大谷 会見コメント】

 まずは楽しみにしていますし、初戦なのでチームの勢いとしても、初回の入りからしっかり集中して入りたいなと思います。

 WBCは初めて。緊張するとは思いますけど、いつも通りの自分らしいプレーをまずはしたい。いつも通りの準備の仕方、ゲームの心構えをやりたいなと思っています。

 打撃は何打席か立って、状態も悪くないと思う。向こうでは投球もしてきて、ブルペンもこっちでも入って、今日も少し投げて。体の状態も凄くいいので、いつも通りの入りをできれば、十分に試合をつくれるんじゃないかなと思います。

 今の自分の100%は出せると思います。実質、今年初めての公式戦、本番の試合。今の調整の延長線上で、しっかりと“入り”ができれば十分いけるんじゃないかなと思います。

 (二刀流は)自分のプレースタイルなので、投打ともにチームに必要だと思われているのであれば、もちろん十分出たいなと思っています。自分にできる限りのことをしたい。その一つのスタートとして、明日しっかりとまず投げるのが始めなので、そこから入って攻撃もしっかり参加したいなと思います。

 どこに所属していても最初の試合というのは、高鳴りというか緊張はあると思います。明日ももちろんあると思います。こういう大きい舞台で初戦を任されることに責任感も持っていますが、それと同時にしっかりとゲーム自体を楽しみたいなと思っています。

 球数のことはあまり考えずに。僕以降も力のある投手が控えているので、まずは一人一人、一球一球、一回一回、気持ちを入れてゼロに抑えることだけを考えていければ。後は自分自身がどれだけチームに勢いを与えられるかだと思うので。球数が終わった時点で、その人たちに託したいなと思っています。

 日本もそうですけど、本当に素晴らしい選手たちが集まってくれた。勝ち負けはもちろんつきものだと思うんですけど、自分たちの野球を各国ができれば、素晴らしい大会になると思っています。

 ずっとお世話になった監督と、こういう舞台でできることが特別なことですし、一緒に優勝できればこれ以上ないなと思います。フィジカルは今までで一番良いんじゃないかと思っていますし、技術、体調面に関しては明日になってみないとその日の状態は分からないですが、現時点では申し分ないかなと思っています。

続きを表示

2023年3月9日のニュース