楽天・鈴木大地が故郷の静岡でOP戦初安打を含む猛打賞「ホッとしています」

[ 2023年3月9日 19:23 ]

オープン戦   楽天―DeNA ( 2023年3月9日    静岡・草薙 )

<楽・D>4回、二塁打を放つ鈴木大(撮影・島崎忠彦)
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 楽天の鈴木大地内野手(33)が、故郷でオープン戦初安打を含む3安打を放って存在感を示した。「5番・一塁」で3試合ぶりにスタメン出場すると、2回の1打席目で右前打。4回は先頭で右中間二塁打、5回にも1死三塁で右翼線に適時二塁打を放った。生まれ故郷のファンの声援に猛打賞で応え「静岡で試合ができることはうれしいことだし、結果が出せて良い一日になりました」と笑顔がはじけた。

 移籍4年目の今季は、激しい内野陣の競争の中に身を置いている。同学年で内外野を守れる阿部がトレードで新加入。助っ人は2年目のギッテンスに加えてメジャー通算130発を誇るフランコも獲得した。渡辺佳や黒川ら若手も虎視眈々とレギュラーの座を狙っており「負けたくないという気持ちは強い。今まで通り使ってもらえる立場ではないし、つかみにいかないといけない立場なので」と危機感を口にする。

 ライバルたちアピールを目の当たする一方で、自身は8日のDeNA戦までオープン戦は5試合連続で無安打だった。「今日はスタメンだと分かった時に緊張したし、何とか爪痕を残そうという気持ちだった。もし今日ダメだったら…という気持ちもあったので、ホッとしています」。球界屈指の万能さとキャプテンシーの持ち主が、目の色を変えて定位置獲得に燃えている。

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2023年3月9日のニュース